ほとけさまのおしえ「手応え」
皆さんは何かに「手応え」を感じたことはありますか?
きっと日々様々なことに手応えを感じながら、生活されておられる方も多いと思います。
そういう私も「手応え」を日々感じながら生きております。
どういうことに手応えを感じるかと申しますと、それは「手洗い洗濯」です。
私の手洗い洗濯は、まずたらいに「セスキ炭酸ソーダ」の粉を少々入れ、水で溶かしながらそこに洗濯物を入れます。
そして押し洗いを約五分ほど続け、その後少量の洗剤を入れてもう三分ほど押し洗いを続けます。
そして流水に晒しながら、ひたすら押し洗いを繰り返すのです。
ご存知の方も多いと思いますが、セスキ炭酸ソーダにはけっこう「ぬめり」のような手応えがあります。
そして洗剤にも「ぬるっとした感触」がありますが、流水で何度も洗っていくうちに生地がシャキッとした手応えに変わっていくのです。
それが洗剤と汚れが完全に落とせたという合図になります。
つまり手洗い洗濯では、この手応えが大切になってくるのです。
でも最初からこの手応えはわかっていたことではありません。
手洗い洗濯を繰り返すうちに「徐々に」手先が覚えてきたものです。
「大谷翔平選手」が前人未到の大記録を打ち立ててシーズンを終えました。
その一本一本のホームランや盗塁には、私たちが感じ得ないような手応えがあったことでしょう。
中には打った瞬間にホームランを確信するような手応えを感じることも多かったはずです。
でもそれは数々の手応えを経験してきたからこそ得られるものだと思うのです。
そして、ほとけさまに救われているという手応えは実はなかなか感じにくいものであります。
でも日々のお勤めや行いを続けていくうちに、徐々に感じてくるものなのかもしれません。
☆今日の一句☆
何事も
求めておれば
応え来る