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仏教に学ぶ生き方、考え方「火だるまの車」
今日は朝から「木くず」を境内で燃やしていました。
本来は燃えるゴミに出さないといけないのですが、落ち葉や竹や木など「自然のもの」は境内で燃やさせていただいております。
周りも山裾の田舎ですので、みんな「お互い様」と認めてくれております。
木くずは先代が至る所に取っておいてあったものですが、こんなに「大量」にあるとは思わず、昼前までかかってしまいました。
燃える火を眺めていると、中心が「赤々」と燃え盛り、黒い炭のようになったところも風が吹くと一気に「赤く」色が変わります。
まさしく「地獄」を見るような心持ちで眺めておりました。
それを見ながら仏教のある「諺」を思い出しておりました。
「火の車 作る大工はなけれども 己がつくりて 己が乗りゆく」という諺です。
「一休禅師」が凡夫の行いを例えて詠まれたものです。
苦しみは他人が作るのではなく、「自分」で作って、「自分」から苦しみに近づいているのですよと諭されているのです。
私も自分で火を焚いて自分で近づき「放射熱」で顔が真っ赤になりました。
やはりなるべく「クリーンセンター」に持ち込んで処理をお任せしたいと思っています。
☆今日の一句☆
火をつけて
焼けてヒリヒリ
凡夫なり