仏教に学ぶ生き方、考え方「エアコンなし生活のその後」
蒸し暑い毎日が続いておりますが、エアコンを取っ払った自坊ではその後も「エアコンなし生活」が続いております。
それを聞くと「信じられない」と思われる方もお見えになるかもしれません。
でも実は思ったより「快適」に過ごせております。
その原因として思いつくことをいくつか上げてみたいと思います。
まずは自坊の「立地場所」です。
自坊の建っているところは田舎で、南側と西側の二方が山で囲まれている少し小高い場所に建っております。
南側と西側に山があるので、この時期の強烈な「西日」は山でブロックされることになります。
なので「夕方から夜にかけて」は意外と涼しく過ごせるのです。
また夏の「風」は東側から吹き上がるように入ってきます。
周りは山か畑なので、「照り返し」などもありません。
鬱蒼と繁った草木が太陽光と熱を吸収してくれます。
そして庫裏が「純日本風の建物」で、「壁土」もしっかりと入っております。
これが「熱と湿気」を吸い取っていただけているのだろうと思っています。
とはいえ、暑い時はやはり暑いし、ムシムシもします。
そういう時には「扇風機と水シャワー」で凌ぎます。
何でもそうですが、エアコンがないと思いこめば、なぜか身体が「順応」してくれるように思います。
我慢する時間は、大体「昼過ぎから夕方」の数時間です。
この時間にランチをしたりプールに行ったりすれば、「問題がない」ことがわかってきました。
そんなことで今のところは大丈夫という状態です。
秋のひんやりした空気が漂う季節をイメージして、この夏をつつましやかに過ごしていこうと思っております。
☆今日の一句☆
暑さにも
限りがあると
思い遣る