【簡易版】ウディタでの動画の使い方
概要
<注意事項>
コモンをいじれる初心者~中級者の内容です。
Ver3.395辺りの記事となり、異なるVerや環境では
説明してる内容と挙動が変わっている可能性があります。
情報抜けや間違いがあっても許して。
①動画の再生について
動画再生時の要点は下記です。
これだけではサッパリだと思うので、イメージ解説します。
例えば、RPGなどで
会話>ムービー>戦闘
といった流れでイベント進行させる場合
ムービー(動画再生)で必要な処理は
・ループ処理:動画再生中は次の処理に行かないようにする
・ループから抜け出す処理:動画再生が止まったらピクチャを消す
それと同時に、ループ処理から抜け出す処理
といった感じになります。
②動画の欠点
現状考えつく欠点・注意点について簡単に列挙しておく。
①動画再生前にラグ(遅延)が発生するかも
②専用のコモンを用意した方がいい
③動画を用意すること自体にも技術が必要
④透過動画(APNGなど)は使えない
⑤使える形式に限りがある
⑥ファイルサイズが大きくなる傾向がある
⑦再生できずにゲーム進行を止めてしまう可能性がある
※OGV以外は環境に左右される。
ただ、よほどの環境でなければ動くとは思う
③動画の用意
ウディタが読み込めるファイル形式で他ソフトで作ればいい。
現状使えるのは「avi、mpg、ogv、mp4(H.264)」の4つ。
細かい作り方は本筋ではないので割愛する。
一応、ウディタ内で演出を作って録画すれば動画を作ることもできる。
ただそれは、ウディタ内でその演出をそのまま使えばいい気もする。
動画化する意味を考えないと無駄骨となる。
動画を用意する前に下記ケースであるか考えたほうが良い。
・映像と音楽をシンクロさせたい
・ゲーム内にない素材や演出で動画を作りたい
例えば、3Dモデルを使いたい、Live2Dを使いたいなど
・動画にした方が負荷軽減やサイズ軽減、または安定動作に繋がる
ただしこれはレアケースだと思う……
④動画の注意点
ウディタで読み込める動画
「avi、mpg、ogv、mp4(H.264)」の4つ
このうち、OGV以外の形式だと外部コーデックス
(例えばWindowsにあるDLL)を使用することになる。
そのため、
ウディタ内部で再生可能なOGV形式が安定動作しやすいらしい。
※一部のウディタ(Ver3.383~3.390辺り)だと
外部コーデックを使おうとしてDLL署名エラーにより
ゲームが停止しやすいので特に注意。
(海外配信者がAVI動画再生した時になった経験アリ)
※日本国内向けかつ古くないPC(標準的なWindows)であれば、
個人的にはMP4やAVIではほぼ問題は起きない気もする
OGVを使いたい場合
動画ソフトでOGVは一般的でない気がするので
大体の場合は変換ソフト(あるいはWebにあるサービス)を
使うことになると思う。
問題発生に備える
色々な動画形式を使うと、管理が大変かもしれない
・バグを引く確率が上がる
・形式を統一したくなったときに手間
また、動画を再生せずにスキップすることも考えたい
シナリオ上でいちいち聞くとテンポが悪くなる場合は
コンフィグで一律に再生しない設定があると良いかもしれない。
⑤サンプルコモン
動画再生コモン
コモンを作るのが面倒な人とか参考にしたい人はどうぞ。
(改変などはご自由にどうぞ。良識の範囲内で使ってね)
<使い方>
1.コモンイベントの空いてる場所で、このファイルを読込
2.動画を呼び出したいところでこのコモンイベントを呼び出す。
再生したい動画を文字入力欄に入れるだけ。
「Picture/Movie01.mp4」 などのように入れること。
※指定が面倒な場合は、一度ピクチャ表示で
ファイルパスを指定して、でた文字をコピペする
※Dataフォルダ外は「../Folder/Movie01.mp4」とか
上階層指定で動くはず