【FX】チャートの見え方が一気に変わる!?ZigZagとは?
こんにちは!
元銀行勤務のプロトレーダーFX王子MASAです。
今回は、ZigZagについて解説していきます!
ZigZagとは、チャートにおける高値と安値をジグザグなラインで結んでくれるインジケーターです。
ZigZagは一目でチャートの高値や安値を判断することができ、相場の波を捉えるのに活用できます。
✅ZigZagの仕組み
ある期間の高値・安値を一旦暫定高値・暫定安値とする
暫定高値・安値が過去の一定期間の高値・安値を上回る・下回ると過去の高値・安値は消去されてラインが更新される
例えば、直近1日における高値・安値をチャートに描き、過去2日はその高値・安値を遡って更新ができると設定したとします。ある日の最高値118円を暫定高値とします。
その2日後に120円まで価格が上昇した場合、118円のところに描かれていたZigZagの頂点は消去されて、126円のところに頂点が移ります。頂点が変わったのでZigZagのラインも傾きが変わります。
✅ZigZagの使い方
ZigZagは一目で相場のトレンド判断に利用できます。
有名なテクニカル分析「ダウ理論」ではトレンドを高値と安値を基準に判断するので、ZigZagはトレンド把握に役立ちます。
また、ZigZagとエリオット波動のような波をカウントするような手法と非常に相性が良いです。
なぜなら、エリオット波動に慣れていない人であれば、どこを高値にしてどこを安値にして良いのかわからない場合も多いからです。
インジケーターでZigZagを設定すれば自動で高値と安値を結んだラインを引いてくれるので、エリオット波動手法を使い始めたばかりの人でもエリオット波動のカウントが簡単にできます。
さらに、ZigZagは一定期間内の明確な高値と安値を示してくれるのでZigZagで表示された高値安値に水平線を引くだけでも綺麗なラインが引けます。
✅MT4/MT5でZigZagを表示させる方法
①MT5を起動する
②MT5のナビゲーター内からZigZagを選択
➤MT5を起動したら「挿入」→「インジケーター」→「カスタム」→「ZigZag」の順にクリックします。
ZigZagを選択したら以下の表示がでてくるので、OKを選択してください。
初期設定ではZigZagのパラメーターはDepth:12・Deviation:5・Backstep:3になっています。
③パラメーターを設定する
ZigZagを表示させたら、次にパラメーターを設定します。「プロパティ」→「パラメーターの入力」の順でクリックするとDepth・Deviation・Backstepのパラメーターを変更できます。
Depthの値を小さくするとより細かく高値・安値を確認できます。スキャルピングなど小さなトレンドを利用する人はDepthの値を小さくするといいでしょう。逆に中長期トレードをする人はDepthの値は大きくすると、より大きなトレンドを把握できます。
Deviation・Backstepの値は変えてもZigZagにさほど影響はないのでデフォルトで大丈夫です。
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