[R4.1/30~2/5]書きたくなった1枚と2曲
こんにちは。シリアスファイターです。
相変わらず音楽は楽しい日々が続いています。
先週、特に「書きたい!」と思ったものについてまとめました。
お時間あれば是非お付き合いください。
それでは。
① 崎山蒼志 アルバム
“Face To Time Case”
アコギ、ベース、ドラムのシンプルな編成で、軽快にゆったりと奏でられる「舟を漕ぐ」から始まった時は、まさかこんなことになるとは・・・。
直球のJ-Popアレンジで心地よい爽やかな風が吹いたと思えば、得意のジャッキジャキのアコギ+アグレッシブなバンドサウンドによる切れ味鋭いロックで全てを吹き飛ばし、そこから打ち込みだけの実験的な曲が来たと思えば、再びJ-Pop然としたサウンドへ・・・、
・・・と、アルバムタイトルさながらに、振れ幅広すぎる楽曲群を聞いている内に、様々な時間軸に直面し続ける崎山蒼志さんのセカンドアルバムです。
崎山さんの持つ魅力で、特に私を引き付けて離さないのはその「声」。
その歌声は常に中性的で、近くにいる誰かにそっと話しかけるような、優しい温かみを感じさせます。
何より不思議なのは、どんな曲でもそう聞こえてしまうところです。
(下の対照的な2曲を聞いていただければ、ニュアンスが伝わるはず…!)
もちろん、本人の歌い方によるところだと思いますが、平熱のまま歌われる、怒りや絶望や希望は、日々そうした感情を抱きつつも上手く吐き出せない人の心に、じんわりと染み渡るのではないでしょうか。
私には・・・死ぬほど染みました・・・。
特に、先行シングルとして発表されていた「嘘じゃない」の一節に、崎山さんの人間味を感じてたまらなくなりました。
自分の芯は曲げずに、様々なアプローチの音楽を楽しみ、奏でる崎山さん。
これからまた、どんな曲が聞けるのか楽しみで仕方ないです。
ひとまずこのアルバム、ヘビロテ確定。
曲のバラエティさという意味で、聞き飽きないアルバムとしてもおすすめです。
② THE BACK HORN「ヒガンバナ」
「この曲.....絶対、菅波さん(ギター)の作曲だ!
イントロからドス黒い攻撃的なギターに、うねりまくるベース…混沌劇場!
この変態性は間違いなく菅波さんだ!」
一発聞いた時の予感は的中し、久しぶりにダークな印象のイントロのギターリフから、静寂のAメロに雪崩れ込む展開に心躍るバックホーンの新曲。
近年の曲はどちらかというと、終始直球なメロディの曲が多い印象だったので、変態作曲家、菅波栄純さんのうねりまくるカオスな展開の曲は久々の印象。
演奏スキルのここ数年間での著しい向上から、肉体的に音が太くなったことに伴い、音楽的な説得力と変態性が増すという、バンドの成熟振りが存分に感じられるサウンド。
一方、歌詞はドラムの松田さん。
孤独、絶望、悔恨・・・人が抱える負の感情を生きる力を変える、近年のバックホーンの王道歌詞展開。
バックホーンの王道?ダークサウンドに、聞く人を全身全霊で肯定する直球の歌詞をぶつけた、長年バックホーンを信じてきた私のようなファンには、たまらない1曲ではないでしょうか。
4月に発売予定のアルバムへの期待感が高まる・・・・!
③ヤバイTシャツ屋さん VS 岡崎体育
「Beats Per Minutes 220」
配信リリースは1月24日ですが、聞いたのが30日だったので、ここでカウントさせてください…!
というか、ジャンルは違えど様々な場面でコラボレーションしてきた盟友が、ついにお互いの主戦場である音楽で、共作されたこの曲を聞いて黙っていられるほど、大人しい私ではありませんでした……
…なんすかこれ!
お互いの持ち味である、元気で激しいバンドサウンドと踊れるEDMが、バチバチに喧嘩し合いつつも、喧嘩しすぎてめちゃくちゃ調和し合ってるんですよお!
曲は一番がヤバT主体、二番が体育さん主体で作られてる(はず)ですが、そこから両者の持ち味が混ざり合ったキャッチーなサビに昇華される展開が、何度聞いても気持ちいい…!
聞いてるだけで自然と元気が出る、音楽サプリメントとはこのことですよ!
今年こそ、紅白でこの二組が観られることを切に願います…!
今回はここまでです。
元々自己紹介で、更新は不定期ですなんて言ってましたが、最低でも週一で何かしら更新したいですね。
今週も、たくさんの音楽に関わった全ての人とその音に感謝します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。