会社が大きくなるとはどういうことか?
創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%、20年度は0.3%
この数字はなんだろうか?
国内スタートアップの生存率である。
多くの優秀な起業家が夢を持ち、投資を受け、会社を創業する。
仮に最初の年に100社が創業したとしたら5年後は15社しか残らない。
それがスタートアップという世界だ。
逆に5年残る会社は10年後もある確率はまーま高い、しかし20年後となるとかなり厳しい。
これはなぜだろうか?
僕は会社やビジネスは波に乗るようなもんだと考えている。
常にいい波を狙い、情報を集め、自分磨き(パドリング)をし、いざその波が来たら誰よりも早く一気に乗る、そして乗りこなす。
その先にあるものは次の、より大きな波だ:)
上の比喩で言うと、ほとんどの会社は波がいつ来たのか、どこに来たのかすらわからず、ずっともがいてるけど波には乗れずリタイアしていくんだと思う。
↑は「経営センス」だと思う。
次に大事なのはパドリングだ。
一見無駄に見えても、頭でっかちにならずやってみる。そしてパーリング(サーフィンで前のめりに波に呑まれることを指す)したり、板が折れたり、怪我をしたり、そんな経験をし、速攻で立ち直る。そしてまたパドリングをすること。それが大事だ。
そんなことを毎日しているうちにパド筋というものができてくる。
そしてパド筋があると、いざ波が来た時に、周りに負けることなく、波に乗ることができる。
↑は「会社が波に乗った」と言うことだ。
つまり会社を波に乗せるには、狙いを定める経営センス、何度も失敗を経験し立ち上がることで作られたパド筋の2つが最低限でも必要と言うことだ。
僕はこの「会社を波に乗せる」というところまでが「第一ステージ」だと思う。ここまでできるとある程度会社も回るし、お客さんも増えるし、従業員にも安心してキャリアを積んでもらえる。
では、波に乗った後の、「波を乗りこなす」という第二ステージはなんだろう?
僕はこのステージには全く違うスキルが必要だと思う。
人事、コンプラ、法務、棚卸し、在庫管理、IP、資本政策、総務、財務、国際税務、上場、移転、 買収、売却、競合、為替、政府、など波の上にある産業には数え切れないほどの変数が存在する。そして戦う相手は自分より何年も前からその波に乗っている。
たとえ新しい波を見つけて一番に乗っても、過去の勇者達は必ずこっちの波にも参入してくる。
そんな世界が第二ステージだ。
僕が5年前に代官山のマンションで創業したDFAはちょうど今第二ステージの波に乗り始めた感じだ。毎日、第一ステージとの違いを感じるw
今のところ第二ステージで僕が大事だと感じることは、自分よりも優秀な人を巻き込めるかどうか。
おそらくこれが最初の試練だと思う。
つまり最強の仲間集めだ。
誰もスーパーマンではない、人それぞれに得意分野が違う。第二の波を乗りこなし、その先にあるまだ見ぬ第三の波まで行くには、多くの変数に対応し、攻略し、その変数すらも武器に変えていける、そんなメンツが各分野で必要だ。
そのためには会社という箱も成長しないといけない、サーフィンで言ったら板だね。今までは限られた変態を乗せるだけの板で、半分くらい折れてたけどw、これからはもっと頑丈で、でもフレクシブルで、浮力のある板に会社も変わっていかないといけない。
そもそもこんな冒険を最高の仲間とやれて、それが社会的にも評価され、それを楽しむための健康な体があることにめちゃくちゃ感謝。
その気持ちを忘れずに、今日も僕は僕が得意な「DFAの次の波を探す」という活動に勤しもうと思う。
最後に、少しヒント:)
今は猫型ロボットが僕らの会社の中心にいる。
猫が来たら、次はやっぱり?
南の島のMasaより
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