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成功と失敗を分ける、最初の100日とは?

今日は「最初の100日」ということについて自分の体験を含め書いていきたいと思う。

みなさんは何か新しいことを始めるときに最初の100日を意識しているだろうか?

もししていなければ今日がその初日と考え最初の100日を意識したほうがいい。なぜか?それは最初の100日を成功という形でやり遂げると多くの場合その後も成功できると歴史で証明されているからである。

これに関していろんな文献も出ているがamazonで検索したら出てきたので紹介しておこう。

あなたは最初の100日間に何をすべきか
https://amzn.to/3kue3gU

別にアフリとかではないので僕もこの本自体は読んでないが、大体必要なことは書いてあると目次から推測する。

僕が初めて最初の100日を意識したのは楽天に入ったときだ。
ちょうど会社を売った後で次に何しよーかなーと考えているとき、楽天のインキュベーション部門に入らないかと誘われた。

日本の大企業に入るのはきっと最初で最後だろうと思い、どうせならいい結果を出したいといろいろ本を探して「最初の100日」という概念があることを知った。

人によってその100日でやることは違うけど。僕の場合は仕事が「楽天のアセットを活用して海外のスタートアップと提携して新しいサービスを作る」という内容だったのでまずは最初の30日で出来るだけ多くの人にインタビューをすることにした。

このインタビューは大変面白かった。営業からバックオフィスまでさまざまな人と話せたおかげで急速に楽天という会社を理解することができたし、僕に求められているものが何か、僕の能力でできそうなことは何か、そして自分に足りないものは何かなど、最初の30日でその後70日の方向性を決める軸=Visionを見つけることができた。

イノベーション部門というのはコストセンターである。

なので、何をするにも軸がないと周りからは理解されない。
特に一社員が何かする場合には軸に周りが賛同してくれないと何も動かない。

この軸を1ヶ月で作れたのは大きな収穫だった。
その後、100日が終わるまでの期間インタビューは続けたが、100日の間に様々な世界のスタートアップに会い、提携の提案を楽天役員メンバーに発表する機会をいただいた。これは大変ありがたいことでその後の楽天生活に大きな影響を及ぼした。

逆に、僕が失敗したのは楽天の後にリクルートに入ったときである。
(2回目の日本の大企業w)
そもそも大企業にはもう行かないつもりだったのもあるけど、シンプルにいうと最初の100日というプロセスをサボってしまったのである。

これは、業務内容が楽天にいた頃と似ているから、と勝手に思い込んでいたためである。楽天はイノベーション部門、リクルートではホールディングスの投資部門にいた。国内外のスタートアップとお仕事をさせてもらうのは同じだが、時間軸が全然違う。楽天は1年とか2年で事業を作る話。リクルートは5年から7年での投資リターンを作る話。

まるでやることが違うのに僕は勝手に出来ると思い込んで最初の100日間の活動を意識しなかったのだ。

この活動をサボった結果、僕はリクルートでは全然大した成果を上げることもなく、2年ほどで去ることになった。まーそれでも最高の友達はできたのでokだけど。。。

でも、過去に戻れるなら、あの頃の自分には最初の「100日」をサボるなよと、言ってあげたい。

Masa :)

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