ゆりやんレトリィバァさん
ルール改正など、あらゆることを経て行われた今年の「R-1グランプリ」。
結果、優勝したのはゆりやんさんでした。
このnoteでも毎度おなじみのオーサーコメントも、先ほどアップさせてもらいました。
以下が今Yahoo!トップに掲出されている記事につけた私のコメントです。
「あとはいかに薄めるかやな」
あらゆる芸人さんから異口同音にこの言葉を聞いてきました。
NSC大阪校を首席で卒業し、アメリカでのオーディション番組で注目もされた。芸人としてのポテンシャルは誰もが知っている。
才能があるがゆえに「さあ、面白いことをやってください」という場を与えられた時に、本当に自分が面白いと思うアーティスティックなことをする。
それがこれまでのゆりやんさんだったのでしょうが、今回、この上ない結果を出しました。
「R-1」というメジャー大会で、しっかりと結果を残す。この意味はとてつもなく大きいと僕は思っています。
「これでいいんですよね?」
そんな木戸札を持ったゆりやんさんが、今後、どんな形を提示していくのか。
幾度となく取材をし、共演もさせてもらってきましたが、ゆりやんという才能の塊が、これを機に、本当の本気を出しにかかる。
優勝がその契機になるならば、今回の流れはとてつもなく大きなものだと確信しています。
コメントでも綴ったように、これまで何度も番組やイベントでゆりやんさんとは共演させていただきました。
いきなり収録中に居なくなる。イベント中に、突拍子もないギャグを繰り出す。
どこまでも天才のピースしかない。
それをゆりやんさんには感じてきました。
ガリガリガリクソンという芸人さんと僕は仲良しです。
「メッセンジャー」あいはらさん、ガリガリさん、中西正男で、この数年、イベントも2カ月に一回行い、皆さまからのご信託を受けてきました。
ガリガリさんが持つ狂気もすさまじいですが、ゆりやんさんはさらにすさまじい。そして、シンプルに恐ろしい。
それは共演者として感じてきたことでしたが、今回の優勝で、逆に狂気を痛感することにもなりました。
「一回くらい、優勝しといたらエエんやろ。はいはい」
そんな声が聞こえてくるような感じでした。
芸人さんの世界で大切なのは才能です。これが真実です。
でも、才能なんて言葉を用いると、努力が介在する余地がない。
なので、そこはあまり誰も触れませんが、それが事実です。
存在として、そこを如実に示すのがゆりやんさん。
ここから、どれほどの高度まで上がるのか。それは想像もつきませんが、僕がこんな仕事をしている以上、その計測だけは続けたいと思います。
柄にもなく、今回くらいはストレートに綴ってみつつ、照れ隠しで、これ以上ストレートなルックスはないささみユッケの写真を載せていろいろな磁場をないまぜにする46歳。
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