新しい生きる哲学誕生
【学びたいこと】
解脱する
【概要】
合わせて読みたい:
「生命の災厄」シオラン
本書のテーマ:
誕生を肯定すること、生命を哲学すること273
哲学:人間理解→336へ
生命の目的と意義を内側から理解するという生命解釈学336
哲学+医療+科学+生物学
不可能に埋没しないこと
生まれてきたことの肯定321
命題:
私たちは、あるときは他の命あるものと喜びを分かち合い、またあるときは他の命あるものを犠牲にしながら生きていくのだが、それは一体なぜか?10
▶︎
私は生まれてこない方がよかったのか?12
▶︎
誕生肯定13
ブッダ:輪廻転生を終わらせること
ショーペンハウアー:反出生主義15
▶︎世界の反出生主義スタート
カント哲学+インド哲学、仏教82
意志=自発性を持ってものごとを生み出していく力=生命85=生きようとする意志86
生きようとする意志
:一種独特の悲哀と後悔がこの行為の後直ちに生ずる88
▶︎苦しみこそが生きる者の真の定めである。91
▲
ショーペンハウアーに影響を与えたインド哲学
真実の自己(アートマン)135
=息(プラーナ)139
行きは希望より偉大である。140
ブラフマン:宇宙の根本原理
涅槃:悟り:ニルバーナ185
:生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことを成し終えた。もはや再びこのような生活を受けることはない。186
●涅槃の状態に満ち溢れいているのは「楽しい」という気持ち187
▶︎私は生き続けてもいいし、生き続けることが今終わってもいいと心底思えること201
▶︎大いなる安らぎ
▶︎熟睡と息による安らぎ
Ramaniya 愛すべき/心地よさ188
涅槃とは、静けさに満ちた、大いなる安らぎ189
→アートマンと同一
ブッダによる人生観:一切皆苦
▶︎執着から離れること
→そこからの執着を離れるために生きる174
ニーチェ:誕生肯定:どうすればこの生に向かってイエスということができるか16
●人生の意味の哲学
この世で生きることを丸ごと肯定する217
▶︎
●自己自身への生成
自分の1番の本質236
永遠回帰:
ヨーナスの哲学:グノーシス思想を研究し生命の哲学の創始者である
人類には義務がある、それゆえ生きなければならない。
「義務」:
1.共存繁栄の義務:生きとし生けるものたちが傷ついて助けを求める声をあげているときに、その声に応答して彼らを保護しなければならない。291
2.つなげる義務:「現在の世代が存在するために将来の世代の非存在を選択する権利は、われわれにはない」291
▲
存在当為:存在の内部に埋め込まれている当為(べし)292
▼
フランシス・ヴァレラ:
オートポイエーシス(自己創出):
自らと外界の境界を内側から自分で創出しつつ生きている生物の本質
エナクティヴィズム(行為的算出主義):
人間は自らの行為によって自らにとって有意義な環境を創出しそれを認知している335
▼
人間の本質:
1.その同一性の維持において、ある基本的な目的を所持している。それは生命の肯定an affirmation of lifeである336
2.志向性を持った行為者
危うく不安定な条件下で自己を能動的に創出し維持するということ338
★★★
「だがわれわれは、われわれが在るところのもに成ることを欲するー。
新しい者、一回限りの者、比類なき者、自己自身の立法者、自己自身の創造者に、だ。」
〜ニーチェ「愉しい学問」235
「人間の偉大さを言い表す私の定式はは運命愛である。
すなわち何事によらず現にそれがあるのとは違ったふうなあり方であってほしいなどとは決して思わないこと。
必然的なものを愛すること・・・」
〜ニーチェ「この人を見よ」230
「私がますます学びたいのは、何ごとにつけ必然的なものを美しいものとしてみて撮ることである。」
〜ニーチェ「愉しい学問」228
運命愛〜人生がこのようであるというその必然性を愛すること。228
世界を永遠に、常に愛するがよい。
一才の快楽はー永遠を欲するからだ!225
私の生は孤立していない。それはすべてのものごとと、空間的にも、時間的にもつながりあっている。223
私はそれを無限に行為してすることになるが、私はそれを本当に欲するのか?220
私はこの瞬間が何度戻ってきたとしてもそれでよいと思えるよな生き方をしなければらない。223
もし私が今この瞬間に対して「イエス」と言うことができるならば、それは私の存在に対してのみならず、私以外の全ての存在に対しても「イエス」と言ったことになる。224
哲学界に今、「生命の哲学」というジャンルは存在しない
生の哲学はある:ショーペンハウアー・ベルクソン・ニーチェ
★★★【誕生否定への「反抗」】118
おまえは生きなければならない!19
Du sollst leben!24
〜ファウスト
生まれてきた運命を愛せるか?215
「私は知った、その生涯の間楽しんで、自ら幸福を造り出すこと、これ以外人の幸せはない、と。」
〜旧約聖書 コーへレトの独白41
自分が賞賛できるのは「いついかなる瞬間にも狂人になることのできる人間と、いついかなる瞬間にも自殺することのできる人間」
「すべてが非現実であるのだから、生にも死にも現実性はない」
「あえて自殺を試みる必要はない」46
〜シオラン「生命の災厄」45
▲
◆現状凍結型:自ら感じる予感=永遠の女性が我らを引き上げていく
●盲目にならず残酷な生を見つめて生きること:オイディプス王35
→この予感が人生全体を肯定する=歎異抄にちかい=グノーシス主義42
お前は実に美しい!と。
そういう高い幸福を予感して
わしは今最高の瞬間を味わうのだ。26
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