小矢野 正夫

『キャリアとは自分らしく生きた証』・・・ミドル・シニア世代のキャリアの伴走者として、フリーで活動しています(キャリアコンサルタント・セミナー講師・自分史活用アドバイザー)。 https://www.koyanocareerkenkyusho.net/

小矢野 正夫

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最近の記事

#91 キャリアコンサルタント活躍の場(その8)

1.(2024年3末基準)国家資格キャリアコンサルタント登録者数発表 ー「キャリアコンサルタント活躍の場」は、定点観測的なシリーズものとして、2021年9月から連載しています。今回は”(その9)”です。ー  2024年3月末基準の国家資格キャリアコンサルタント数が、72,567人(2023年3月末比+6,688人)と発表されました。  2021年に急激に伸び悩んだ同数字ですが、年間純増ペース5-6千人程度で落ち着いて来ました。  2022年度に続き、2023年度も同様の傾向

    • #90 「同じ年に生まれて 同じ時代を生きて」:『ブギウギ』と『虎に翼』

      1.朝ドラ、『ブギウギ』から『虎に翼』へ  NHK連続テレビ小説(以下朝ドラ)『ブギウギ』が終わり、4月から『虎に翼』が始まりました。1961年に始まった朝ドラは、今年で64年目、『虎に翼』が110作目です。  実在の人物を「主人公」のモデルにした”フィクション”として描かれる作品と言う意味では、3作連続になります。  (2023年上)『らんまん』(主人公:槙野万太郎/モデル:牧野富太郎)    (2023年下)『ブギウギ』(主人公:福来スズ子/モデル:笠置シヅ子)  (2

      • #89 記憶を風化させない。

        1.東日本大震災から13年 今日 3月11日は東日本大震災から13年。 新聞各紙のコラムー朝日(天声人語)、毎日(余録)、読売(編集手帳)、日経(春秋)ーは、そろって「震災13年」をテーマに書かれています。  その中でも、印象に残った若者(中学生・高校生)の取組を取り上げた読売(編集手帳)と毎日(余録)について書き留めておきたいと思います。 ★福島県では今日、震災追悼復興祈念式が開催され、応募729作品を集めた「未来への手紙」から、選ばれた3作品が紹介される(福島民報)との

        • #88 「私の履歴書」と『自分史』

          1.「私の履歴書」ー12月からは倍賞千恵子さん 日本経済新聞の文化欄に毎日連載される「私の履歴書」ー本日(11月30日)で黒田東彦氏(前日本銀行総裁)の連載が終わり、2023年の最後(12人目)、12月は倍賞千恵子さんの「私の履歴書」が始まります。  1956年3月から始まった同紙の連載は、倍賞さんが891人目になります。 松下幸之助氏が1956年8月と1976年の2回(それぞれ、61歳(松下電器社長時)と81歳(同相談役時))登場していますので、連載ベースでは892シリー

          #87 キャリアコンサルタント活躍の場(その8)

          1.国家資格キャリアコンサルタント登録者数7万人突破(2023年9月末基準) ー「キャリアコンサルタント活躍の場」は、定点観測的なシリーズものとして、2年前から連載しています。今回は”(その8)”です。ー  2023年9月末基準の国家資格キャリアコンサルタント数が、70,397人と発表されました。「万人台」の大台替わりは2021年4月(6万人)以来、2年半ぶりです。2021年に急激に伸び悩んだ同数字も、年間純増ペース5-6千人程度で落ち着いてきたように思います。「年3回の試

          #87 キャリアコンサルタント活躍の場(その8)

          #86 連続テレビ小説「らんまん」が終了

          1.朝ドラ「らんまん」最終回終了 本日、NHK連続テレビ小説「らんまん」の最終回(第130話)が放映され、半年間にわたる物語が幕を閉じました。  2005年の「ファイト」以来、一日も欠かさずに見続けている朝ドラですが、その中でも「らんまん」は秀逸な作品だったと思います。半年間、色々な場面で、感動し、毎日元気をもらいました。  最終週の5話「スエコザザ」では、これまでの、「点」と「点」が結ばれ、再構成された思いで番組を見ました。  これに先立って開催された「らんまん』ファン

          #86 連続テレビ小説「らんまん」が終了

          #85 新しい人よ眼ざめよ

          1.高校時代の旧友と44年ぶりの再会今夏、高校時代の旧友、N君と44年ぶりに再会しました。1年早く社会人となった彼とは、その後、行く道も異なり、共に紆余曲折を重ねる中で、40年以上も音信不通が続いていましたが、正に千載一遇の機会を捉えて、郷里(鳥取)での再会が実現しました。  意外にお互いのことを知らなかったことを再認識すると共に、40年の時が経ったからこそ話せる話題もあり、3時間余りの歓談を堪能しました。  N君は、悩み多き学生時代から、大江健三郎の書を愛読していたとの

          #85 新しい人よ眼ざめよ

          #84 星野富弘詩画カレンダー

          1.星野富弘詩画カレンダー 今年もグロリア・アーツ社から来年の星野富弘詩画カレンダーの案内が届きました。もう30年近くなりますが、星野富弘さんの存在を知ってから、毎年、自宅用とプレゼント用に注文します。  今年77歳になられた富弘さんの穏やかな声をYouTubeで聴きながら、2024年のカレンダーを注文しました。   毎年9月初旬にお届け、新年元旦には皆さんが1ページ目を開く姿を想像しながら、今年も「この方」の名前を書きました。 2.もう一つの大山讃歌 この方は、私の高

          #84 星野富弘詩画カレンダー

          #83 生きるヒント1~5(五木寛之)

          1.「生きるヒント1~5」を読み直す 思うところあって「生きるヒント1~5」(五木寛之著)を、順番に読み直しました。ほぼ25年から30年ぶりです。同シリーズは、1993年4月の「生きるヒント1」から、毎年1冊ずつ、刊行されたものですが、当時五木さんは60代前半、五木さんと2回り年が離れた私は、30代後半から40代に差し掛かる時期でした。  刊行当時の五木さんとほぼ同年齢・五木さんの年齢を超えた自分が、改めて同書を読み直してどう感じるだろう、という素朴な好奇心から読み直すこと

          #83 生きるヒント1~5(五木寛之)

          #82 「私の履歴書」と『自分史』

          1.「私の履歴書」、今月でシリーズ885回(884人) 1956年3月から連載が続く日本経済新聞の「私の履歴書」。今月の池辺晋一郎さん(作曲家)の連載がシリーズ885回目、登場人物は884人になります。 (回数と人数の違いは、松下幸之助氏が2回登場しているためです。)  884人のジャンル別(政治、経済、芸術、スポーツ、学問、その他)は、下図の通りになります。 ”「私の履歴書」と『自分史』”ー今回と同じタイトルで昨年2月のnote#36にも投稿しておりますので、併せてお読み

          #82 「私の履歴書」と『自分史』

          #81 雑草という草はない

          1.今日は「立夏」今日は「立夏」、暦の上では夏に入ります。「暦の上では」との枕詞がなくても、全国各地で夏日が、所によっては真夏日が記録されました。  最長9日のゴールデンウイークも終わり、週明け8日からは、コロナも「5類」に移行、態勢を整えて臨みたいものです。 2.雑草という草はない(牧野富太郎) 牧野富太郎博士を主人公のモデルとして描いたNHKの朝ドラ「らんまん」が話題です。私も昨日、練馬区にある牧野記念庭園を訪れ、スエコザサやサクラ”仙台屋”など、博士にゆかりのある植物

          #81 雑草という草はない

          #80 キャリアコンサルタント活躍の場(その7)

          1.キャリアコンサルタント登録者数、2022年度は+5,317人(前年度比) 2023年3末基準の国家資格キャリアコンサルタント登録者数が、65,879人と発表されました。2022年度(2022年4月~2023年3月)は、前年度比+5,317人(増加)です。(下の【表1】ご参照)  私がこの数字に関心を持ったのは、同数字が初めて前月比減少を示した2年前(2021年7月)でした。  2016年4月の国家資格化以来、毎年8-9千人ペースで増加し、月次ベースでも連続して右肩上がりの

          #80 キャリアコンサルタント活躍の場(その7)

          #79 「人生に無駄なものはない」(日野原重明/遠藤周作)

          1.「人生に無駄というものはありません」(日野原重明) 朝起きてパソコンを立ち上げると、Facebookの「スマートシニア全員集合!」の日替り配信で日野原重明さんの言葉が飛び込んで来ました。 「人生に無駄というものはありません」 日野原重明 fb新老人の会(フォロアー2.7万人)は、日野原重明さんの珠玉の言葉を日々フォロアーに配信しています。1か月周期の日々の絶妙のタイミングで、その日に相応しい言葉が選ばれて配信され、タイミングの妙に驚きます。 「人生に無駄というものはあ

          #79 「人生に無駄なものはない」(日野原重明/遠藤周作)

          #78 「生活ではなく人生を」ー遠藤周作生誕100年

          1.早かった3月ー三月は「サル」 WBCでの歓喜の優勝と同時に東京の桜が満開(観測史上2番目の早さ)、大相撲春場所、選抜高校野球、卒業式・修了式と進み、今年の3月は例年と比べても特に早かった気がします。正に三月は「サル」ー「イク」1月、「ニゲル」2月と比べても、時間の経つのが早く感じました。  新型コロナも「終息」したわけではありませんが、5月8日の「5類」移行が決定しており、3月13日からは、マスク着用も個人の判断となりました。 これまでの3年間とは違う、新しいモードでの動

          #78 「生活ではなく人生を」ー遠藤周作生誕100年

          #77 2月も最終日、2月はニゲル

          1. 2月はニゲル、脱兎のごとく 本日は2月28日、2月も最終日です。1月はイク、2月はニゲル、そして、3月はサル、とばかりに、年明けの3か月が過ぎるのは早く感じますが、「兎年」の今年の2月は、特に早く「脱兎のごとく」時が過ぎた気がします。  子どもの時の1日は長く感じるけれど、大人になるとあっという間に過ぎていく・・・年を重ねるごとにこの感覚は強くなって行きます。この感じ方の違いについて、一説によれば、「5歳の子どもにとっての1年は人生の五分の一に相当するため長く感じるが

          #77 2月も最終日、2月はニゲル

          #76 響き合う理論物理学者と指揮者の心

          1.NHK Eテレ  スイッチインタビュー 達人達(佐治晴夫X西本智実) ”あなたの「これから」が、あなたの「これまで」を決めるのです。 本の表紙の一文に興味を惹かれ、理論物理学者である佐治晴夫さんの「14歳のための時間論」を読みました。その後「宇宙が教える人生の方程式」「永遠という『今』を生きよう!」「科学者の目で<まど・みちお>を読む(”まど・みちおのこころ”所収)」と立て続けに佐治さんの本を読みました。  ”宇宙の摂理は人間の生き方にも応用できる”とする佐治さんの語り

          #76 響き合う理論物理学者と指揮者の心