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家族で備える防災対策―『家族でそなえる防災・被災ハンドブック』

この本は、家族で考える災害への備えや被災後の暮らしで役立つ情報が満載だ。何より、ストレス対策、ケア、お腹に子どもがいる人や高齢者、障害を持つ人など要支援者が家族にいることを考えた対策まで扱っている。


170ページやわらかいイラストを交えて、優しく解説しているのでとても読みやすい。

家族を持つ人にとくに読んでほしいのは、チャプター5 「被災後の暮らしとお金の話」 だ。

公的支援を受ける為の「り災証明書」の扱い、必要になる場面から備えておきたい保険のことまで網羅している。

防災といっても家族でどんな場面を想定して対策したら良いのかわからない人におすすめだ。

何より、ただ対策の仕方を伝えるというよりも不安な心に寄り添って書かれているので読みやすく、これなら実践できると思わせてくれる。

安心の為の備え、何をしたら、とりあえず大丈夫と思えるのか、この本には個々人の基準になる気づきがあると思う。


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