トルコ至宝展
トルコの宮殿博物館所蔵の宝飾品や工芸品を紹介する展覧会。
それくらいの情報量で、会場の新国立美術館へ行ってきました。
さて、、トルコ・オスマン帝国と言えば世界史で習ったことはあっても、具体的なイメージは恥ずかしながらデカイ国という程度。いったい何が観れるのか。
オスマン帝国の宮殿内の生活、文化、武具を展示しながらも、一貫しているのがチューリップというシンボル。あれにもこれにもチューリップだらけ。そういう作品を集めたからかもしれませんが、それも文化の一端なのでしょう。
自分が楽しめた点をいくつか紹介。
トルコならではの作品
ヨーロッパとアジアの中間にあるトルコ。そんな地理的優位性もあってか集まる宝石、貴金属に際限はありません。国内原産の宝石ってトルコ石くらいじゃないか?ってくらい輝きまくってます。
工芸品からうかがえる権力の大きさ
お金持ちがブランド品や外車を求めるように、オスマン帝国の権力者、もしくは献上品には付加価値を求めたようです。中国には磁器を、ドイツには時計を、フランスには絵画をなどなど、現地の職人にオーダーしています。それもどこかにチューリップ。つまり自分の文化を反映するものを外国で作らせる、贅沢の極みを垣間見れます。
細かなトコロに光る美しさ
展覧会には、皇帝(スルタン)の装束から、幼児を包むタオルケットまでさまざまな織物が並びますが、どれもが鮮やかでオリエンタルなデザインです。いくつかの作品はぜひ間近で観てください。キラキラ輝く理由がわかるはずです。
ちなみに自分のベストは、チューリップ用の一輪挿しです。ガラス製のそれは繊細かつシンプルながら力強さすら感じます。
会期は5月20日までとのこと。リピートしてみようかな。
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