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日本人は御洒落でいられるものなのか1

森ガールのブームが再来しているようです。
「森にいそうな」と形容された、あの森ガール。

どうも森ガールが再燃しているらしい。
私は本当に知りませんでした。
まさかそんなことになっているとは。

私には驚きの話です。
今回は、少し述べておこうと思いました。

森ガールの定義とは

知るきっかけとなったのは下記の記事です。
角佑宇子(すみゆうこ)さんのものですね。

この記事には、森ガールの定義がこうあります。

森ガールの定義を改めて説明すると、森に住んでいそうな素朴でナチュラルなファッションに身を包んだ女の子の総称です。

上記記事より筆者引用。

ブームが始まったのは2009年頃、当時はナチュラル清楚系の女優である宮﨑あおいさんや蒼井優さんが人気を博していた時代です。森ガールを象徴するこの二大巨頭の登場もあり、街中の女性はナチュラルな服に身を包むようになりました。  身幅がゆったりなコットンのワンピース、かぎ編みのショール、カンカン帽など、少女っぽさの強いアイテムも多かったですね。

同上。

このブーム、朧げながら覚えています。
カワイイ系がどうたらこうたらの頃ですね。
ノームコアブームより少し前のことです。

平成の森ガールと令和の森ガール

平成の森ガールと令和の森ガールは違うそうで、ファッションアイコンから違うそうです。

平成が日本の女優。令和がK-popアイドル。
ファッションアイコンから違うため、テイストが異なっているそうです。

確かに、オシャレ星人でない私の目であろうと、平成はゆるふわに、令和はシュッと見えます。

角佑宇子(すみゆうこ)さんはこう述べます。

レースや、花柄、刺繍など扱われる素材やモチーフは以前と変わりませんが、大きく違うのが服のシルエット。

同上。

ああ、確かに。

シルエットが「ゆるふわ愛されコーデ」でなく、タイトになっていますね。
令和の森ガールはダンスパフォーマンスの妨げにならないようなシルエットに見えます。

アムラーの人が豹柄でなく花柄になったように、私には見えます。
安室奈美恵さんもダンサブルナンバーに合った、シュッとした服を着ていましたからね。

大人はエッセンスで取り入れる

角佑宇子(すみゆうこ)さんは令和の森ガールをエッセンスで取り入れることを提唱しています。

デザインや素材はナチュラルだけど、コーデのシルエットはY2K要素たっぷり。それが、令和の森ガールなのですが、これを大人世代が取り入れるとなるといろんな方面でなかなかにハードルが高いですよね……。しかし、エッセンスとして一部に今っぽい森ガール要素を取り入れることは可能。

同上。

ファッショントレンドがデコラティブになって、大人は中々取り入れにくいものの、エッセンスで取り入れていこうというスタンスが見られます。

角佑宇子(すみゆうこ)さんは確かY2Kの時にもそう仰っていたことを覚えています。

この国は御洒落でいられるのか

ただ、私が気になったのは以下の部分です。

これを大人世代が取り入れるとなるといろんな方面でなかなかにハードルが高いですよね……。

上記より筆者が抜粋して引用。

「ハードルが高い」のです。

個々人がエッセンスで取り入れるのは自由です。
大人はエッセンスのほうが御洒落に見えるのも、実際であろうと思います。
私も肯定していきたいと思ってもいます。

しかしながら、ミクロとマクロは別です。

「令和の森ガール」で思いつく人がいますか。
芸能人でも、そうでなくても。

私の目にはファッションアイコンの不在が大きい気がしてなりません。
令和の森ガールはK-pop、となっている時点で、国内エンタメの衰退が見える気がします。

安室奈美恵さんぐらいのファッションアイコンがいれば、花柄のアムラーで通じるからです。

令和の森ガールと言わざるを得ないのです。
ファッションアイコンがK-popなんです。
そんな状態で、この国は御洒落でいられるのか。
そんな状態で、この国で御洒落になれるのか。

日本人は御洒落でいられるものなんでしょうか。

そんなことを考えていました。

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