見出し画像

「猛暑は次の週末には収まる」とは秋ではなく夏を意味する

「猛暑は次の週末には収まる」という天気予報が出ています。
各地で猛暑日になる中、私は信じられませんが、そういう予報が出ているという話です。

「猛暑は」収まる

上記リンクを詳細に見ましょう。

来週中頃までは広く猛暑日。

九州から関東を中心に、最高気温が35℃以上の猛暑日になる日はまだある見込みです。

上記リンクより筆者引用。

次の週末になると「猛暑は」収まる。

最高気温は、東京都心で30℃に届かない日が続くなど、北海道から関東を中心に、この時期らしい気温になる予想です。東海から九州では、日中はまだ残暑が厳しいものの、最高気温が35℃以上になる日はなくなるでしょう。猛暑は収まる見込みです。

同上。

東京が29℃になったところで、夏日です。
※夏日とは、最高気温25℃以上の日。

東海から九州では、30℃に届くでしょう。
この時期らしい気温になんてなりません。
ただ、35℃以上にはならなくなるでしょう。

人はそれを真夏日と呼びます。
※真夏日とは、最高気温30℃以上の日。

「猛暑は」収まると言っても、真夏日です。
夏の暑さが収まるわけではありません。
猛暑日から真夏日になるということです。

10月も夏

10月も夏なんです。

10月上旬は、偏西風が日本付近で平年より北を流れるでしょう。このため、日本付近は暖かい空気に覆われやすい見込みです。季節が進むとはいえ、高温傾向です。日中はまだ汗ばむ日もあるでしょう。

同上。

高温傾向でも、晴天が多いということではなさそうです。
本州付近に秋雨前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。このため、九州から関東を中心に、広く雨が降る時期があり、秋晴れの日は平年に比べて少ない見込みです。

同上。

蒸し暑い天気になりそうですね。

どう見ても夏

どれぐらい暑いか9月の2週間予報を見ましょう。

15日(日)~21日(土)にかけては、各地で天気が短い周期で変わりそうです。本州付近に停滞する秋雨前線のかかるタイミングで雨が降る予想です。

上記リンクより筆者引用。

一方、厳しい残暑は次第に落ち着く傾向で、19日以降は最高気温が30℃を下回る所が多くなる予想です。北海道は秋らしい空気に覆われますが、気温の変化の大きい時期がありそうです。

同上。
上記リンクより筆者引用。

札幌以外は25℃を上回る、と言って欲しい。
(札幌も火曜と水曜は夏日です。)

「次第に残暑が落ち着く傾向」なんて言っているようでは、まるで秋になるみたいでしょう。

「本州では猛暑日が減り、夏日か真夏日です。」
これが体感的に最も良い表現だと思います。

どう見ても夏ですからね。

まだまだ夏

22日(日)以降もそうなのです。

上記リンクより筆者引用。

仙台は日曜と月曜、東京は日曜に例外がありますが、本州はその例外を除き、全て夏日か真夏日。
名古屋以西は真夏日が復活しています。

けれども予報はあっさりしたもの。

すっきりしない日が多く極端な暑さは少なくなりますが、それでも九州から関東で最高気温が30℃くらいまで上がる日もある予想です。一方、北海道は晴れて過ごしやすい日が続く見込みです。

同上。

「極端な暑さ」という曖昧な表現です。
本来、極端な暑さとは猛暑日の暑さのはずです。

けれども何故か、猛暑日のなくなった週の予報に「極端な暑さは少なくなり」とあります。

一時的な暑さの緩みから、蒸し暑い真夏日になる名古屋以西の暑さがあるからです。

極端な暑さというよりは、極端な寒暖差ですね。

「夏日になるかならないか」から、一気にまた、真夏日になってしまう。

今年は彼岸以降も夏なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?