督戦隊ジジイの話3
督戦隊ジジイの攻撃手法の3つ目です。
1つ目が前例踏襲の無理強い。
2つ目がトーンポリシング。
前回のトーンポリシングの話に続いて、今回は、シーライオニングにしようと思います。
シーライオニングというのは、日本語で言うと、「アシカる」。
動物のアシカを英語でシーライオンと言います。
シーライオン+ingでシーライオニングです。
事例をいくつか取り上げようと思っていましたが、不快なだけなのでやめておきます。
立証責任を常に相手側に要求すること、そして、質問の体裁を取っているが、ただの荒らしであること、と押さえておけば良いでしょう。
この、シーライオニングが、督戦隊ジジイの攻撃手法として用いられるのは、監察官気取りの老害にとって、都合が良いからです。
ちゃんとした説明をしろ、そのソースは何なんだ、エビデンスはどうか、という要求の体裁で、荒らせるのです。
それが理不尽なパワハラであっても、ほうれん草の徹底が大事なんだと自己正当化できるといった意味で、極めて厄介です。
シーライオニングであるか否かを見分ける方法は、「私は忙しいんだ。」もしくは「そんなに暇じゃないんだ。」と言うか否かだと思います。
実務者が「何々をもとに述べています。」というのに対して、「原文は何ページなんだ。」と返すジジイはかなりグレーです。が、99%。
さらに重ねて「調べてこい。私は忙しいんだ。」と言うジジイが100%のブラックです。
これは督戦隊ジジイに限ったことでなく、実務者間でも生じます。同僚の間でも、ゴネ出すようなネット右翼が混ざっているとそうなります。
この情報化社会において、「何々をもとに述べています。」と言われたら、一旦は調べてみるのではないでしょうか。
それさえも、相手の時間、相手の労力で構わないと思えてしまうようでは、純然たる老害であるとしか言いようがありません。
相手の時間と労力を奪って何とも思わない老害は、テイカー(taker)です。
シーライオニングを用いる老害は、他人から取る泥棒、他人から奪う盗賊なんです。TAKER×TAKERです。
ギバー(giver)の皆さんは、まずgive、そしてgive、さらにgive、という素晴らしい皆さんですから、だからこそ、テイカー(taker)には気をつけないといけないのです。
テイカーは、シーライオニングを用いてタイムを奪う略奪者なんです。ギバーがちょっとぐらいであれば、と与えたところで変わらないのです。
奪えるだけ奪えというテイカーと、返報性の原理で動くギバーとは文化が違うんです。
ギバーがテイカーの相手をし続けてしまうとどうなりますか。ギブアップです。
シーライオニングを駆使する人間は、人間でなくアシカだと思いながら、生きていくのが実務者としての心構えだと思います。
しばらく無料にしようと思います。
炎上したら有料にします。
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