すべてが社会実験
建築学会金沢大会の景観ルックインというイベント
くらくらアートプロジェクトの概要を新保裕や直江さんらとパネルディスカッション。完成したばかりの「直江屋源兵衛蔵」を会場として、フロアに座布団、新たに創り出した構造物や中二階も開放して。空間をどのように使うかというのも、重要なトライアル。
大学研究者や学生達が空間を埋め尽くした。まちづくりの大家・西村幸夫さんもいる。
当時は、地域住民が資金を拠出し合い、自分たちで構想を練ってそれを具現化する、住民主導のまちづくり活動はまだ少なかったので注目された。遊休空間のリノベーションのデザインにも関心を持たれた。
空間づくりだけでなく、蔵や小路、街空間の使い方、すべてがチャレンジだった。行政から距離を置き、自分たちで自由度のある「フリーハンドの」活動スタイル、すべてやってみる、社会実験の連続というのがこのフォーラム参加者に伝わったのかどうか・・・