ゼロから学ぶ はじめての古英語(#4 生放送)

※voicyのコメント欄を見ながら、必要に応じて情報を更新していく予定です。(※3/26 6:30 更新)


●はじめての古英語
#1  

#2

#3

●第4回目のテキスト

Ða wæs on þā tīd Æþelbeorht cyning hāten on Centrīce, and mihtig: hē hæfde rīce oð gemǣru Humbre strēames, sē tōscādeþ sūðfolc Angelþēode and norðfolc. Þonne is on ēasteweardre Cent micel ēaland, Tenet, þæt is siex hund hīda micel æfter Angelcynnes eahte. . . .
On þyssum ēalande cōm ūp sē Godes þēow Augustinus and his gefēran; wæs hē fēowertiga sum.

ビード (あるいはベーダ;Bede [673--735]) によりラテン語で著わされた『英国民教会史』の古英語訳


・theの格変化

‘the(that)’の格変化
(Sweet’s Anglo-Saxon Primer 9th editionより)

・thisの格変化

‘this’の格変化

・人称代名詞

・名詞の格変化

・女性名詞 強変化

女性名詞 giefu ‘gift’の格変化

●語源情報
ēaland 中性名詞 ‘island’

●voicy関連回

●補足 ※今後必要に応じて加筆します
・今回扱った強変化動詞
→母音を変えることで、過去形や過去分詞形にするものを強変化動詞と呼びます。現在英語ではこのタイプの動詞の数が少なくなったので、もはや「不規則動詞」と呼ばれます。なお、母音を変えるのではなく、-edをつけて過去形にするものは、古英語では「弱変化動詞」と呼ばれます。
hātan ‘to call’
hātan-hēt-hēton-hāten
(不定詞-第一過去-第二過去-過去分詞)
※現代英語で言う「原形」は、古英語の文脈では「不定詞」と呼ぶことが多い。

cuman ‘to come’
cuman-cōm-cōmon-cumen

その他に不明点等ありましたら、voicyのコメント欄もしくはこの記事にコメントいただければ、可能な限り回答できればと思います。


【参考文献】
• Davis, Norman. Sweet's Anglo-Saxon Primer. 9th ed. Oxford: Clarendon, 1953.


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