高卒、転職のリアル
転職してる人多いけど実際どうなの?
見せれるものが無かった当時は学歴や能力をみられました。
高卒の私が転職活動をした時の話しです。
転職前の私
転職時期:2017年11月〜
最終学歴:都内偏差値40くらいの高校卒業
職歴:新聞販売店で5年勤務(店長)
資格:なし
年齢:23歳
コミュ力も無く、自信もない。
オフィスで働くような経験もなければOJTを受けたこともない。
ビジネスマナーや社会での立ち回りは独学。
やる気はあるが何をどうしたらいいかはわからない。
当時の武器は若さとやる気のみでした。
同年代の友達は社会人1年目の年齢で転職経験がある人はおらず相談できる人はいませんでした。
転職した業界
新聞販売店の後に選んだのはIT業界です。
学歴コンプレックスがあり、何をやっても人よりも劣ると思っていました。
未経験でも勉強すればちゃんと評価されるというプログラマーの広告と、当時読んでいた堀江貴文さんの「多動力」を読んで決断をしました。
転職のためにした準備
1.仕事が決まる前に仕事を辞める
次の仕事が決まる前に仕事を辞めました。
これまで大学にも行かず全く遊ばずに仕事に費やしていたという欲求の解放。
転職準備期間にスクールに通うという名目。
貯金は一応あったので、私の場合はこれをして良かったです。
戻る術をなくしたのでやり切るしかないという状態になりました。
2.プログラミングスクールに通う
転職するのに最低限のプログラミング知識が必要ということで、プログラミングスクールをいくつか探しました。
中でも対面で教われるのがいいと思い、申し込むと面接が存在しました。
就職率を売りにしているスクールで能力の高い人を厳選して育てるという仕組みでした。
面接と筆記テスト。
結果は落ちました。
「スタートラインに立てずに転職活動失敗したかも」と思いましたが、キャンセルがあったのだと思います。
繰り上がりで合格になり無事スクールに入れました。
3.とにかく勉強
スクールの形式はオンライン教材を渡されてカリキュラムを自分でこなす。わからなければメンターというサポートしてくれる人を呼ぶというシステムでした。
PCをほぼ触った事が無かったのでMacBookの電源の入れ方が分からず、電源の入れ方から教わりました。
カリキュラムをやり出すとわからないことばかり。
同期は30人弱。人が多すぎて呼んでもメンターは全然来ませんでした。
スクールは朝9時〜22時まで空いていたので、毎日最初から最後までいて2ヶ月で700時間弱は勉強しました。
ハード過ぎたのか脱落者が続出し最終的に残った人は10人ちょっとでした。
その中でも5人くらいの方とは仲良くなり一緒にランチに行ったりシステムを開発したりしてました。
転職活動
転職サイトに登録し自分で転職活動をしました。
いざ、20社ほど履歴書送ると5社ほど面談を組んでもらえました。
1社だけ内定をもらえましたが、面接してる横で怒鳴り声と人格否定している職場をみてブラック過ぎると思い辞退しました。
スクールでも転職支援をしていたのでそちらも活用。
トータルで100社ほど応募してた気がします。面接は15回ほどやり全て落ちました。
面接内容
よくある面接質問と実力を見るために毎回その場でテストを受けていました。
スクールで作成したポートフォリオは企業側も見飽きているようで面接を優位に進めるものにはなりませんでした。
面接では学歴や資格など即戦力になる方ばかりに質問がいき、なぜ呼ばれたのか分からないくらい言葉を発せずに終わることがザラでした。
筆記テストでは今思えばなんてことのないアルゴリズムの問題でしたが、当時は自信も失っており余計に上手く行かずでした。
面接に受かった理由
"元気よく自信持って「精一杯頑張ります」"というだけでした。
なぜ面接で自信を持てたかは下の記事で少し書いてます。
自信を持ってから受けた面接2つは連続で受かり、行きたい方に無事就職しました。
「受かった理由は人柄と熱意をみて、あなたと仕事をしたいと思ったんだよね」と言われ嬉しかったことを覚えています。
今はフリーランスとして会社を離れてしまいましたが、素敵な方々がいる職場でした。
実際業務で力になれるようになるには現場で仕事をしながら勉強して覚えられればいいので、
"自信を持って熱意を伝える"だけで良かったのだと思います。
最後に
未経験からIT業界へ転職をする中で手に職をといいつつ、始めは学歴を見られました。
今は時代が変わり、未経験からは量産型のポートフォリオでなければ実力や昔と変わらず人間性で採用されるのかなと思っています。
営業妨害と取られるかもですが、もし今の時代でIT業界へ行くならプログラミングスクールには通わずに面接に向かいます。
確かに始めはハードルを感じることもあるかもしれませんが、若さと人柄とちょっとの自信があれば、転職は上手くいくでしょう。
転職をする際の注意点や大事にするポイントはまた別記事で書こうと思います。
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