#8 neways行政処分の衝撃
経皮毒のnewaysは行政処分になったのです。
もちろん僕にとっては初めての経験であり、とてつもなく衝撃的でした。
2.認定した違反行為の内容
(1)同社の勧誘者は、その勧誘に際して
「事業立ち上げの話がある。」
「すごくためになる話があるから来ないか。」
「久しぶりに食事をしないか。もうかる仕事の話もしたいから。」
等と言うのみで、同社の名称、勧誘する目的である旨及びその勧誘に係る商品について明らかにせずに勧誘を行っていました。
(2)同社の勧誘者は、他社の製品は有害で同社の製品のみが安全であるという事実がないにもかわらず、
「経皮毒という言葉を知っているか。皮膚を通じて体内にたまる毒のことで、市販の台所用洗剤に含まれている。」
「一般に市販されている洗剤メーカーなどの商品を使っていると将来私たちは癌になる。同社の商品はすべてナチュラル成分でできていて、化学物質を使っていない。」
等と告げたり、経皮毒の健康被害について説明するビデオやDVDを見せて、あたかも同社の製品のみが安全であるかのように告げたり
「同社の商品でアトピーが治る。」等と告げたりするなど、商品の品質、効能について不実のことを告げて勧誘を行っていました。
(3)同社の勧誘者は、実際には友人等を紹介するだけでは収入にならないにもかかわらず、
「人に紹介するとポイントがたまって収入になる。」と告げたり、
ディストリビューター全体のうち、1か月に1,000ドル以上のボーナスを得ている者はわずかであるのに、
「1か月で100万円くらいの収入が得られる。」と告げ、
さらに、カーボーナス、ハウスボーナスが上位のわずかのディストリビューターのみを対象にした購入ローンを補てんする制度であるにもかかわらず、
「会社が高級車を買ってくれる、家も買ってくれる。」等とあたかも誰もが継続的に高収入を得られたり、車や家を買ってもらえるかのように不実のことを告げていました。
また、「お金は消費者金融で借りればよい。みんな借りてるから。
ニューウエイズはもうかるのですぐ返せるから。」等と告げるなど、利益を得ることが確実であると誤解させる断定的判断を提供して勧誘を行っていました。
(4)同社の勧誘者は、勧誘する目的を告げずに、電話等で誘引した者に対し、公衆の出入りする場所以外の場所において、契約の締結について勧誘を行っていました。さらに、「もう帰りたい。」など契約締結をしない旨の意思表示をしている者に対し、長時間に及ぶ勧誘や執ような勧誘を繰り返し行うなど、迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘を行っていました。
【出処】経済産業省HPより抜粋
元々商品の愛用者であることと、さまざまな勉強に興味を持って参加したnewaysでしたので、僕自身にこの行政処分の影響は特にありませんでしたが、
3ヶ月間新規の獲得が出来ないということが、飛ぶ鳥を落とす勢いだった業界2位を誇ったnewaysですらかつての勢いが急速に無くなったのをよく覚えています。
そんな大きな事件の中で興味が湧いたのが薬機法と特定商取引法でした。
この2つの法律が守られていなかったということであの巨大企業newaysは行政処分を喰らって、のちに会社が潰れて(売却)しまうのです。
それほどまでに大きな影響力のあるこの2つの法律。
そして連鎖販売取引業として絶対に遵守しなくてはならないのに現場はというと「法律が悪い」
「海外には薬機法がない」
「アメリカはサプリメントでもガンに効くと言って良い。日本がおかしい」
と言いたい放題の現場があるのがMLM
現場の人間がこんな状態だから連鎖販売に関する法律はどんどん厳しさを増し、
どんどんビジネスがやりにくくなっていくわけだと納得しています。
しかしビジネスである以上、報酬を伴う金が動く世界。
高校を卒業して自転車からスクーターに乗り換えた時にいきなり道路交通法の厳しさが増したのと同じで、
ビジネスになる以上、特定商取引法、薬機法などの法律は厳しくなって当然。
そして守って当然だと僕は考えます。
しかしこの業界の方々は法律を知ろうともしなければ、赤信号でもバレなかったら渡ってしまえ的な考え方の人が多いということもこの時に学んだのでした。
う~んやっぱり僕は運が良い。
ビジネスとしてやっていたら伝えた責任として大変なことになっていたかもしれない。
↓ 薬機法違反について聞きたい方はこちらから ↓
第1話 プロローグ(序章)
第2話 勉強が大嫌いな少年期
第3話 アルバイトで発見した新たな自分
第4話 ねずみ講で警察に連行された
第5話 大手ネットワークビジネスの会社 ニュースキン登場
第6話 今度は最大手のアムウェイ登場
第7話 業界で急成長中のneways登場
第9話 保険の外交員になり、金融商品取引法を学ぶ
第10話 月利3%のFXの会社に転職
第11話 なんと詐欺師の会社だった
第12話 大元の会社に助けてもらう
第13話 ここも詐欺師の会社だった
第14話 危機一髪 被害者を救い出す
第15話 警視庁24時(TV番組)に当事者が登場
第16話 山田、スポーツブックアービトラージに挑戦
第17話 次は香港で海外投資?
第18話 偽装通貨で大損した人続出
第19話 勉強するしかない
第20話 これから副業を始めようという方へ
第21話 何をしているのかわからない息子
第22話 両親から託された夢の実現へ