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【父から引き継いだ農業を繋いでいくために】

【親父から引き継いだ農業を繋いでいくために】

 消耗しない農業経営『ホワイトアグリ』を提唱・実践しています。

 農作物は自然からのエネルギーを得て、日々生育しています。そのため、工場で画一的製品が製造されるように、日々の作業量を調節することができません。

 農家には一年のうちに「農繁期」と「農閑期」と呼ばれる時期があります。一時的に体に負担をかけ、家族の時間を犠牲にして農繁期を乗り越えたところで、何が残るのでしょう。
 克服すべき課題だと考えるポイントは農繁期と農閑期の山谷を如何に平準化できるかであり、そのための経営能力を高めることだと捉えています。

 いちごを栽培するという手段が、できるだけ多くのいちごを収穫し、より稼ぐという目的にすり替わってしまっては多くのものを失うことを感じています。

 大事なことは、受け継いだ農業をしっかり継承し、大切な家族と幸せに暮らすこと。そのためにも第一の資本である体力・健康を健全に維持していくことが大切です。
 消耗した体では、お客様により良い品質の農産物を届けることはできません。3歳児のようにいつも生き生きと目を輝かせ、やり甲斐と誇りを持って、農業という仕事に取り組んでいきます。

 平均就業年齢が高いということもあり、農業という業界ではまだまだ前例主義が蔓延り、時代の変化のスピードに相応できていないことが多くのところで見られます。そのことが農業という産業の発展の障壁となっているのはいうまでもありません。

 生産やその技術のみを重視する農業の時代は過去のものと考え、これから先の農業は商品(生産物の質や量)ではなく、生産者の「人間力」「人となり」「魅力」を磨いていくことが大事であると考えています。こんな想いで生産されているこんな人だから、購入したい!応援したい!。そんな決して大きくて広くはない経済圏で、人との繋がりの中で生かされるのなら幸せだと感じます。

 そのために人間力を高めていくとともに、「大坪雅喜」のコアなファンづくりにも力を入れ、不安定な国際情勢や極端な自然災害など、どんな外的要因にもぶれない農業経営を全力で目指します。

⚪︎変わらないために、変わる
⚪︎頑張るために、がんばらない
⚪︎常識人でいるために、常識から外れる

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