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【北欧旅行記】フィンランド編🇫🇮#2 サンタクロース村で本物サンタとご対面
Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!
2024/8/30〜2024/9/14に「北欧5カ国+バルト3国+フェロー諸島」を旅しました!今回からはフィンランド編、第二弾!『ロヴァニエミ』にある『サンタクロース村』から寝台列車に乗ってフィンランドの首都『ヘルシンキ』へ!
↓前回の記事はこちら↓
1. ガラスイグルーで爽快な朝
9:00、昨晩は深夜までオーロラを見ていたため、遅めの起床。今回の北欧旅の天気はなんとも言えない日が続くこともあったが、フィンランドに入ってからの天気は快晴で心地よい。
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この日はツアーの参加予定がなかったため、ゆったりとした朝を過ごす。朝ごはんはホテルに付いていたビュッフェを食べる。
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トナカイの角は装飾用としてこの辺りではよく見られる。
この日の予定は、まず『ロヴァニエミ空港』にてレンタカーを返却し『ロヴァニエミ』を観光。その後、寝台列車にてフィンランドの首都『ヘルシンキ』へ向かう。
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10:00、ホテルを出発し『ロヴァニエミ』へ出発。朝は車も少なく走りやすい。途中、休憩のために道路の路肩にあるスペースに駐車すると、後ろに別の車が停まり、中から年配の女性が近づいてきた。
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北欧旅行全体の旅程として南下しているため、この景色もそろそろおしまいか。
何か用があるのかと思ったが、「ヘルプが必要ですか?」と声をかけられる。「少しの間、車を止めているだけです」と話すと、「フィンランドでは路肩に車を止めるとヘルプを求めているという意味だよ。何もないならいいけど。」と言われた。
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ハザードは本当のハザードの際にしか点灯させない習慣なのか…。
2. サンタクロースの故郷『ロヴァニエミ』
サンタクロース村への窓口『ロヴァニエミ空港』
13:00、『ロヴァニエミ空港』へ到着。空港にてレンタカーを返却。ここまでの北欧旅はドライブがメインであったが、ここからは公共交通機関を中心に移動予定。
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「北極圏」では、白夜、極夜、オーロラなど特有の自然現象が起こる。
ここから、『サンタクロース村(Santa Claus Village)』へ向かう。場所は『ロヴァニエミ空港』とダウンタウンの中間にありアクセスが少し悪かったため、Uberで向かう。
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サンタクロースに会いにくる人が各国からやってくるのだろう。
サンタクロース村『ロヴァニエミ』
13:30、『サンタクロース村』に到着。ここでは、「フィンランド政府や観光局が公認している公式のサンタクロース」に直接会うことができる。
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地図上部にあるのは宿泊施設、下部が主に観光場所。
村に入ると現れたのが、北緯66度33分の「北極圏」の境界線。多くの人がこの境界を超えるポーズで写真を撮っていた。『サンタクロース村』は入場料は無料。
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サンタクロース村の中に内に境界があるという不思議な世界。
村には日本人観光客も多い印象。『サンタクロース村』ということもあって家族連れが多いが、9月というオフシーズンのためか閑散としている感じはあった。
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看板にもある通り9月の気温は21度、北極圏にしては暑いイメージ。
『サンタクロース村』は、サンタクロースの公式の「故郷」として知られている。サンタクロースのいるオフィスもあり、故郷で働くというサンタクロース側の地元愛を感じることができる。
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オフィスの他に、飲食店、郵便局などいくつかの施設がある。
スーツケースをロッカーに預けようと預け入れの場所に行くと「今出ています。後で戻ります」という張り紙が。少し待ってみるも、誰かが来る気配がなかったため、諦めてスーツケースを転がしながら歩くことに。
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コインロッカーはなく対面形式の預け入れ所しか見当たらなかった。
トナカイとの再会
14:00、トナカイに餌をあげることのできるコーナーがあったため、寄ってみる。オフシーズンのためトナカイのソリ体験などいわゆる冬のイメージの強いアクティビティはやっておらず、そのせいか体験系の餌やり体験は人気であった。
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少し待ってから係の人に案内され待合所へ。係の人から「餌をあげる際には手を下ろして餌をあげてください。手を挙げた状態で餌をあげると身体に登ってく餌を食べてくる可能性があります。」と説明を受ける。扉を開けて中に入ると、早速に大きなトナカイが寄ってきた。
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野生を忘れて食い意地全開の様子。
角が立派で、2、3匹が一度にやってくると各々の角が当たりそうで迫力がある。葉っぱはすぐに食べられてしまい、新しく扉から入ってきた別の観光客の場所へとトナカイは逃げてしまう。
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食べ切られて残った枝はその場に置き、自然に還す。
白いトナカイや、ひたすらくしゃみをしているトナカイなど色々なトナカイが全部で十数匹いたが、争いごともとくになさそうで平和な世界。観光客も数十名おり、餌やりを終えた人は写真を撮っている。
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サンタクロースとの出会い
14:30、サンタクロースのいるオフィスに到着。ここでは公式サンタクロースと会話したり、写真撮影をすることができる。ここに来る途中、ランチをしようとレストランを探すもオフシーズンのため、カフェやレストランは開いていなかった。
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建物は暗めではあったが広く、プレゼントなどのエリアを抜けて中に入っていく。
階段を上がり2階に進むとすでに少しの人だかりがあった。サンタクロースのいるオフィスは通常混んでいるそうだが、この日はオフシーズンの平日だったため、数名ほどしか並んでいない。
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執務室前には、各国の有名人とサンタクロースとの写真がいくつかあった。
妖精の恰好をした「エルフ(Santa's Elves)」と呼ばれるお姉さんが部屋の前で案内をしている。部屋に入る前にエルフが、観光客に「Where are you from?」と聞き、その国の話題で盛り上がるという流れ。
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この日はインドや東南アジア系出身の人が多かった印象。
待つこと20分ほど、いよいよサンタクロースとご対面。部屋の前に居たエルフが事前に伝えていたのか、日本についての会話から始まった。
サンタクロース「日本のどこから来たの?」
自分「東京です!」
サンタクロース「東京ね、あそこは道の名前を覚えるの難しい。」
サンタクロースは世界中の子供たちにプレゼントを届けて回っているため当然東京の道事情についても精通している。
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室内での動画が自動的に撮影されており、後ほど写真と一緒に購入することができる。
「数日前に行ったヨーロッパ最北端のノールカップに行った」というと、「あそこはとても風が強くて大変」と空を渡ってくるサンタクロースならではの悩みを打ち明けてくれた。
↓「ノールカップ」の記事についてはこちら↓
ご当地会話を繰り広げていると、エルフがテレビで使用されているような本格的なスタジオ用カメラで写真を撮ってくれる。
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「本物」のサンタクロースとするかどうかは個人の思想による。
部屋を出てしばらく道なりに進むとお土産物ショップがあり、撮影してもらった写真が購入できる。「台紙に張られた物理的な写真(40ユーロ、約6,000円)」か、「ビデオ+写真のデータ(50ユーロ、約8,000円)」から選べる。
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バーコードを読み込んで、データを保存できる。
村には他にも土産ショップはあり、『サンタクロース村』の名にふさわしいほどのサンタクロースグッズが充実していた。クリスマスツリーの飾りも売っていた。
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サンタクロースからの手紙
15:30、次に『サンタクロース郵便局』に向かった。ここでは、『サンタクロース村』から、消印つきで世界中に郵便を送ることができる。
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東京までの距離は7340km!
郵便局内にはたくさんの絵葉書が売られていた。切手と一緒に購入し、その場でポストに投函できる。郵便配達の方法が2種類で、「通常配達する方法」と、「12月のクリスマスに到着するように配達する方法」を選ぶことができる。
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多くの人が何枚かはがきを買って友達や家族に書いていた。
先ほどサンタクロースの部屋で案内をしてくれていたエルフが手紙の整理など、サンタクロースの秘書的な立ち回りをしていた。
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切手の値段は同じで2.75ユーロ(約440円)
また、世界中の子供たちから届いたサンタクロースへの手紙も集められていた。毎年50万通以上の手紙がサンタクロース宛に送られてくるらしい。(自分の地元の鳥取県の住民が全員送っているような枚数である。)
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17:00、『ロヴァニエミ』のダウンタウンへ向かう。『サンタクロース村』のオフシーズンの閉店時間は17時。ダウンタウン行きのバスが『サンタクロース村』の反対側のバス停から出ていたため乗車。
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クレジットカードで支払って乗ることができる。
3. 寝台列車で首都『ヘルシンキ』へ向かう
フィンランド料理を堪能
17:30、『ロヴァニエミ』のダウンタウンに到着。寝台列車までまだ時間があったため、レストランでご飯を食べる。Googleマップの評価4.5(2,378件、2025年1月時点)の「Restaurant Nili」に入った。
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時間も少し早かったためか、とくに並ばずに入店できた。店内はトナカイを模した装飾があったりと、雰囲気のよいレストラン。食べ終わる頃には人が並び始めていた。
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マッシュルームリゾットでとてもクリーミーで美味。
18:30、まだ寝台列車まで少し時間があったため先程のレストランの近くにあった「COFFEE HOUSE」で一休み。地元のカフェなのか、学生らしき人たちで賑わっていた。
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『ロヴァニエミ』はおしゃれなカフェや若者が多い印象。
19:30、『ロヴァニエミ駅』に向けカフェを出発。途中、信号待ちで現地の学生らしき人たちに、アジア人という理由からなのかエンジンをふかして煽られる事件があったが、街自体は基本的に落ち着いた雰囲気。
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看板の感じなど日本の都会の街並みに少し似た感じがある。
寝台列車に乗っていざ出発!
20:00、『ロヴァニエミ駅』に到着。『ロヴァニエミ』から『ヘルシンキ』までの寝台列車は「VR」という国鉄の列車が運航している。みんな寝台列車に乗るのか、待合室はすでに多くの人が待っていた。
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色も同じで遠目では見分けがつかない。
20:30、定刻通り列車が到着したため、早速乗り込む。寝台列車は「サンタクロース特急」という名がついており、その名の通り、車体にはトナカイやサンタの絵が書いてある。
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寝台列車は『ロヴァニエミ』と『ヘルシンキ』間を往復している。
寝台列車は事前予約で、ペット可や色々なタイプの部屋がある。今回は、翌日朝から『ヘルシンキ』で活動を予定していたため、「シャワー付きコンパートメント」を取った。ドライヤーがないため注意が必要。
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ベッド部分には照明やコンセントなどが充実している。
鍵はディンプルキーのような形状で、カードキーが部屋に置いてある。思ったより奥までカードキーをかなり強く押し込まないと部屋の鍵は開かない。実際、飲み物を買おうと外に出て、部屋に戻ろうとしたところ鍵が開かず駅員さんを呼ぶ羽目になった。カードキーを押し込む力が足りないと言われた…。
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シャワーの水圧は弱いが列車の中ということを考えると申し分ない。
列車の前部分には日本の新幹線のような通常の座席タイプもあった。寝台列車ということもあり、『ロヴァニエミ』から『ヘルシンキ』までの乗車時間は片道12時間ほどかかる。
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カフェの空間自体が広いため、ここで休憩している人もいた。
夜になると当然暗くなり、車窓の景色は真っ暗。移動の疲れも出てきたため、しばらくゴロゴロした後就寝。
次回はフィンランドの首都『ヘルシンキ』。今回の北欧旅ではきちんとした都市観光をするのははじめて!それではまた!
↓次回はこちら↓
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