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自分を好きになるにはどうすればいいのか?

自分のことが嫌いだと思っている人は意外に多いようだ。

なぜ自分を好きになれないのだろうか?
自分のことが嫌いな人が、自分を好きになるにはどうすればいいのか。

■自分を好きになれない人

自分を好きになれないという人は、どういう心理なのだろうか?

・理想の自分と現実の自分とのギャップが許せない
・どうしても他人と自分を比較してしまう
・自分の欠点ばかりが気になってしまう
・失敗したことをいつまでも後悔してしまう
・自分の短所ばかりが気になってしまう
・他人から褒められると居心地が悪い

自分が好きになれない人は、自分の短所ばかりに目がいってしまい、長所に目が行かない。

出来ない自分、失敗する自分を許せない。他人より劣っている自分には価値がないと決めつけてしまう。

自分を好きになれない人は完璧主義者でもある。しかし、完璧主義は理想であり幻想でもある。

■自分を好きになれない理由とは?

誰の心の中にも理想の自分というものがあると思うが、完璧主義者の心の中には非常に強い理想像というものがある。

思い描くその理想像と自分という人間が持つ現実(資質)とのギャップが許せない。

だから、そのギャップが集積されて心の中で強いコンプレックスとなり自分自身を苦しめることになる。その苦しさから逃れられない自分を嫌いになり憎むようにもなってしまう。

自己嫌悪というものだ。

たとえ自分の長所を他人に褒めてもられても、素直にそれを喜ぶことが出来ず、そのありがたい言葉も信用出来ずに逃げ出したくなる。

理想を持つことは良い事だと思う。しかし、自分が何かを上手くできないことに対して必要以上に敏感になることは、とても自分を生き辛くすることだ。

■自分を好きになるにはどうすればいいのか?

自分を好きになるにはどうすればいいのか?

まず、他人と自分を比較することをやめることだ。

・自分の短所しか見ない
・他人の長所しか見ない

これを改めることだ。

・自分の長所を探してみる
・他人の短所を探してみる

自分より勝っていると思っていたあの人にも、必ず何か欠点はあるはずだ。

他人と自分は違う存在であり同じ資質を持つものではない。欠点は誰にでもあるものだ。自分の短所と他人の長所を比較してはいけない。

ありのままの自分を受け入れ許す。
許すことが自分を好きになれる唯一の道かもしれない。

人生をカードゲームに例えるなら、自分に配られたカード(資質)で勝負するしかないということだ。

自分が持っているカードで生き抜くしかない。

まず、手持ちのカードがどう使えるのかを考えてみる。「自分の長所とは何か?」と考えてみたことはあるだろうか?

「自分に長所なんてあると思えないし、考えたこともない。」

自分の長所は、なかなか自分では気づけないものだ。

良くも悪くも自分のことを一番理解しているのは家族や友人だろう。彼らに聞いてみるのが一番早いが、なかなか照れ臭くて聞けないものかもしれない。

たとえば、自分の長所が「優しさ」だとしたら。

優しさとは思いやりであり慈しみだ。
優しさは一つの大きな才能でもある。優しさの欠片もない人もいる。どんなに大きな功績がある人でも、人に優しくなれない人は、価値が低い人だと思う。

しかし、「優しさ」「弱さ」は混同されてしまいがちだ。

優しさと弱さはまったく別のものだ。
優しくて強い人は大勢いる。

本当の強さとは弱い自分を弱いままで受け入れて、それを許せる人のことだと思う。

失敗しない自分、成功する自分ではなく、失敗し、成功できなかった自分を受け入れることができる人。

自分のことを本当に分かっている人はなかなかいない。正しく自己評価できる人などまずいないだろう。自分のことを分かったふりはしないことだ。

自分の中の変えられるものと変えられないものを見分ける力を付けることだ。

他人と同じでないことが自分の価値だ。人類がみな自分の理想とする人間ばかりなら、理想そのものが当たり前になり理想ではなくなる。

理想を持つことは義務ではなく、権利の一つにしかすぎない。

■まとめ

過度な自己評価はやめておこう。自己評価は自分の思いだけが先行する不確かなものだ。誰もが違う個性を持ち、違う価値を持っている。

他人と同じでないことが自分の価値だ。
つまり、人は生きているだけで価値がある。


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