第一印象は意外なことで決まる
初対面の場合、相手を第一印象で判断しがちだ。いったん悪い印象を持たれてしまうと、お互い打ち解けるのに時間が掛かることになるだろう。
相手にいかに良い第一印象を持ってもらえるかを考えてみた。
■第一印象はこれで決まる
第一印象は会って15秒以内に決まると言われたりするが、見た目だけの印象なら恐らく5秒も掛からないだろう。
第一印象は、後からリカバリしようと思ってもなかなか難しいものだ。
しかし、第一印象と実際の人間とにギャップがあると、その意外性がお互いの距離を急速に近いものにする場合もある。
第一印象で重要視されるもの
1.見た目の清潔感
2.挨拶の仕方
3.自然な笑顔
4.声のトーン
5.所作
この5つの中で、一番相手に影響を与えるものは何か?
おそらく、「笑顔」と思う人が多いはずだ。確かに笑顔は重要だ。笑顔は理屈抜きに心地が良いものだ。わたしも営業という仕事を経験する前ならそう思っただろう。
しかし、今のわたしが出す答えはちょっと違っている。
一番相手に影響を与えるのは「声のトーン」だと思う。これには経験を元にした確信がある。
確かに笑顔は大切だが、やはり「声のトーン」が一番だと思う。
声のトーンで人の顔つきが変わるのを何度も見てきた。声のトーンにはその人間の本質が出てしまう。その声を発した人間の思いや覚悟というものをストレートに感じ取ることが出来る。相手の脳への刺激は大きい。
そして、別れた後に相手の記憶に一番残るのが「所作」だろう。つまり、どう動いていたかということ。身振り手振りは、一生懸命さの現れだ。これも意外に思われるかもしれない。
■偽物の笑顔は相手を緊張させる
見た目の清潔さは最低限必要なことだ。そもそも不潔な人は論外なので、ここで比べる話でもないかと思う。
挨拶では、お辞儀の仕方一つを取ってもその人の人間性が出てしまう。適当な挨拶をする営業マンがいるが、相手はこちらを確実に値踏みしている…。
笑顔が自然で上手いが人いる。上手いというのは思わず自分もつられて笑ってしまうような笑顔だ。思い出して貰えば今までに経験しているだろう。
笑顔の下手な人は目が笑っていない。とても不気味だ…笑
目が笑っていないと、逆に相手を緊張させ疑いを持たれてしまうことになりかねない。そこからはお互いに打ち解けた会話はできない。上辺だけのぎこちない会話で終わることになってしまう。
■第一印象を良くする方法とは?
初対面では、お互いに相手のことが分からないので、居心地の悪い不安な気持ちが先行してしまう。まず、それを解消することが先決だ。
相手に良い印象を与えるには、次のようなことが大きく影響する。
・声のトーンで脳に刺激を与える(相手は意志を感じ取る)
・笑顔で緊張をほぐし安心感を与える
・自分の動きで印象付け相手に余韻を残す
・言い切ることによって相手を安心させる
・相手に共感した後に思いを伝える
人間は相手の表情と共に声のトーンで感情を察知している。心地良い声のトーンは、無意識の内に相手に安心感と信頼感を与えている。
落ち着いた声のトーンは相手に自信と信頼感を与えることになる。緊張から来る上ずった高い声は相手を不安や不快にさせてしまうことになる。
身振り手振りは相手の想像力を掻き立てる。言い切ることで信用されることも経験して来た。
自分の意見を言いたい場合は、まず相手の意見を理解したことを伝えなければならない。共感した後に自分の思いを伝えれば相手も納得しやすい。
これら全ては、相手の心理を読んでの行動だ。自分が逆の立場になって考えればよく分かると思う。相手の心を察しながら行動を起こして行こう。相手を思いやるということだ。「行動心理学」というものがあるが、恐らく根っこの部分は同じだろう。
■まとめ
相手と初対面の場合には、第一印象は重要だ。
第一印象で重要視されるもの
1.見た目の清潔感
2.挨拶の仕方
3.笑顔
4.声のトーン
5.所作
わたしが思う重要度で言うと
1.声のトーン
2.笑顔
3.所作
4.挨拶
5.見た目の清潔感
この順番になる。
声のトーンは、わたしの経験上最も重要だと確信している。
相手に良い印象を与えるには、次のようなことが大きく影響する。
・声のトーンで脳に刺激を与える(相手は意志を感じ取る)
・笑顔で緊張をほぐし安心感を与える
・自分の動きで印象付け相手に余韻を残す
・言い切ることによって相手を安心させる
・相手に共感した後に思いを伝える
これら全ては、相手の心理を読み解いて行動している。相手の立場になり相手の心を察しながら行動を起こして行こう。行動心理学というものの本質と同じだろう。
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