好かれると嫌いになる人
相手が自分のことを好きだとわかると何故か相手のことが嫌いになってしまう人がいる。
相手が嫌いな人ならそれは当然だろうが、ひそかに好きだと思っていた人から好かれた場合も同様の感情になってしまう。
どうして好かれると嫌いになってしまうのか…?
好かれると、なぜか相手のことが嫌いになってしまう人の心理とは?
■好かれると嫌いになる人
相手から好意を寄せられると嫌悪感を覚える、という心理現象のことを「蛙化現象」と言う。
好意を寄せている相手なのに、相手からも同じ様に好意を寄せられると嫌いになってしまう。
好きだと思っていた人から好意を向けられたら普通は嬉しいはずなのに、何故か嫌いになってしまう。
これは、なかなか厄介だ。一見矛盾しているように思う。
そんな自分の心の矛盾に思い悩んでしまう。
好きだった人なのに、何で好かれると嫌いになってしまうのか。自分は何か心の病気なんじゃないだろうか…?
そんな風に悩んでいる人もいるようだ。これには、自己評価と経験値が大きく関係している。
■好かれると嫌いになる理由
わたしには、若い頃に前から大好きだった女性とデートした時の記憶がある。
彼女とデートしていることは喜びではあったが、なぜだか息苦しい。彼女と別れた帰り道に何故だかほっとしている自分を今でも覚えている。
若かったなぁ、と今は思う。経験不足と未知なる相手への不安と緊張だ。嬉しいのに逃げ出したい。そんな不思議な感覚だった。
相手のことが好きだったのに、好かれると嫌いになってしまう理由はいくつか考えられる。
・まだ自由でいたいから(誰かに束縛されるのはまだ嫌)
・自分に自信がないから(自分になんて無理)
・一人でいたい(まだ自由でいたい)
・現実は煩わしいだけ(人間関係への恐れ)
・ずっと憧れていたい(憧れの存在でいて欲しい)
・本気の恋が怖い(異性に対する免疫力)
・恋愛経験がない(未知への恐れ)
恋愛をする勇気がない、相思相愛は疲れてしまう。今は一人の方が楽だから。
これらの感情が強い理由は、自分の心がまだ幼いからだろう。
幼いからまだ自由でいたいのは当り前の感情だし、自分に自信がないのも当り前だ。
自己評価が低く、経験値も低い。
経験不足は誰もが通る道だろう。
憧れも幼さの象徴だ。アイドルの日常を知る事は興味深いが、要らない事まで知ってしまうと憧れを台無しにすることだってある。
そんな色々な感情が複雑に重なり、矛盾する感情が生まれてくるものと思われる。
しかし、そのままではたとえ恋人ができたとしても、相手から距離を置いた淡白な付き合いしか出来ない恐れもあるだろう。
■好かれると嫌いになる自分を改善したい
好かれると嫌いになってしまうというのは、幼い頃なら珍しくない感情だ。
幼い男の子が好きな女の子に意地悪をすることはよくある話だが、ストレートに気持ちを伝えることが出来ずに、逆のことをして気を引こうとするのは、恋愛に対する免疫力の低さと恐れだ。
大好きなのに、距離を置き逃げてしまう。
幼い頃は、妄想が好きだし、憧れもする。現実逃避もするし、このままずっと遊びたいとも思う。
しかし厄介なことに、好かれると嫌いになってしまうという人は、それほど好きでもない人に心が傾いてしまう場合がある。
その感情の裏側には、本当に好きな対象から逃避する感情が隠れていたりする。
それほど好きでもない人なら、さっきあげた嫌いになる理由のほとんどはクリア出来てしまう。つまり、そっちの方が自分にとって楽だから。
もしかして自分は、楽な方に逃げているだけなのかもしれない。
憧れは憧れとして眺めていたい。
本気の恋愛は胸が苦しくなるものだ。煩わしいことだってある。しかし、それら全部が男女の恋愛というものだ。
たくさん人生経験を重ねていけば憧れが現実となり、成長した自分に自信や勇気が湧き、自己評価だって上がって来るものだ。自分の幼さからくる感情を勘違いして要らぬ不幸を背負わないようにしてほしい。
■まとめ
好かれると嫌いになってしまうのは、若い内には珍しくない感情である。
好かれると嫌いになる理由
・まだ自由でいたいから
・自分に自信がないから
・一人でいたい
・現実は煩わしいだけ
・憧れていたい
・親しくなると本性が見えてくるのが嫌だと感じる
・本気の恋が怖い
・自分がまだ子供だから
恋愛をする勇気がない、相思相愛は疲れてしまう。一人の方が今は楽だから。
これらは要するに、まだ幼いということだ。
しかし、好きでもない人に傾いてしまうという人の感情の裏側には、本当に好きな人から逃避する感情が隠れている場合がある。
好きでもない人なら、嫌いになる理由のほとんどはクリア出来てしまう。つまり、そっちの方が自分にとって楽だから。
もしかして自分は、楽な方に逃げているだけなのかもしれない。本気の恋愛は胸が苦しくなるもの。時には煩わしいことだってある。
とにかく恐れずに経験を重ねることだ。経験を重ねると、自分に自信や勇気が湧いて自己評価も上がってくるものだ。
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