【ビジネスの基本】あなたにしか持っていない販売のコツ
ネットビジネス、特に物販をしていると、商品を売る事の厳しさを知ることになります。ましてや、まったくの素人でネットビジネスをはじめると迷ってばかりです。
特に販売では、単純に商品をホームページやネットショップに並べるだけでは売れません。競合と同じように、綺麗な商品の写真、適切な説明をいくら丁寧にしたつもりでも、「売れません」
ネットビジネスで販売には、ちょっとしたコツがあります。この記事では、私が調べた「販売のコツ」について話をします。
なぜ、商品を並べただけでは売れないのか?
商品をならべただけで売れた時期もあります。遠い昔の話です。まだ、インターネットが普及していない時代の話です。ホームページを持ってるだけで注目を集めた時代です。
では、今はなぜ売れないのか?
理由は簡単です。大手のネットモールが現れ、競合は日ごとに多くなっています。あなたが扱う商品を売っているお店は、毎日のように増えています。
大手のネットモールも、結果、参加する企業にホームページを作り方を丸投げしている状態です。amazon、楽天、Yahooショッピング、などです。中には、外注して綺麗なホームページをつくている出展者もいます。が、まだまだ、チャンスはあります。
それは、まだ「売るコツ」を知っている経営者が少ないことです。
商品の魅力を引き出す販売のコツ
販売のコツを紹介していきます。
・安く売る
・高く売る
・大げさにしてみる
・他社のマネをする
・ほかの人の記事、雑誌、ほかの広告を参考にする
安く売る
もの売るときの定番の施策です。どこのお店より「安く売る」。安ければ安いほど効果はります。
全ての商品を安くしてしまうと、赤字になり、倒産します。廃業します。
最近はあまり見なくなりましたが、「卵10個、10円」とか「砂糖1kg、100円」など、明らかに集客のための安売りが横行していました。今しないのは、もう効果が小さくなったということでしょう(お客さんが飽きたということだと思います)。
もしあなたが安売りをするなら、一つ考えてみて欲しいのは、その商品を買ったら、違う商品を一緒に買うだろう商品を想像させるということです。セット販売でも構いません。
あるスーパーで「豚汁野菜セット1人前」という商品がありました。しかも、POPには、「本日豚88円/100g」とあります。そそりませんか?今日の夕食は豚汁にしようって思いませんか?(私は、その日豚汁にしました。)
野菜を別々に買うより、効率的です。食費を押さえることができるうえ、材料もあまりません。お店にもお客さんにもいいことだらけです。野菜売り場で肉のPOPをおくのもにくい演出です。
安く売るとはこういうことだと思います。
高く売る
安く売るの反対で、高く売るというのも効果的です。人は「高いものはいい商品」と思うところがあります。それが無名のメーカーであったとしてもその効果はあります。
ホームセンターによく行きます。大抵はバイクの修理のための部品を買いに行くわけです。その人は両面テープが欲しかったのです。強力なやつです。
ゴリラの絵の入った接着材を売ってました。両面テープもあります。かなり強力だと説明もあります。ですが、高いのです。手に持っていた強力だと思っているものより、約3倍の価格です。
3倍高いのだから、3倍まで強くなくても、強いに違いない。って思ってしまったのです。結局、ゴリラの両面テープを買いました。想像以上に強力で、大満足です。
高く売るのは、ちょっと勇気がいります。しかし、自信があるなら高く売ることも一つの手段です。
大げさにしてみる
観光地のお土産屋さんには驚く商品が多いです。山口県の岩国には何百種類のソフトクリームを売るお店があります。人気です。アイスクリームって多くても5種類程度ですから、その数に圧倒されます。また、聞いたこともない味のものもあります。「ワサビ」とか、「からし」とか、例を挙げるのも苦しむほど多いのです。話題性はあります。
また、大きなボールペンがあります。どう使うのかわかりません。しかし、修学旅行生に人気があるようです。
一般的なサイズより、大きくしたり、逆に小さくしたり、数を増やしたり、想像を超えることは、注目される一つの方法です。
他社のマネをする
これはとても効果的な方法になることがあります。特に異業種のやり方をマネて見ることをお勧めします。
これは実際にあった話ですが、産地直送の野菜を販売するお店で「他社をマネをする」ということ、道の駅やスーパーを見て回り、野菜の置き方などをマネされたことがあります。その結果は、思ったほどの効果はありませんでした。
これは他社のマネになっていないということは、あなたでもお分かりいただけるでしょう。スーパーでも、道の駅でも、産地直送でも、同じように並んでいたり、同じポップを使っていたとしたら、「どこで買っても同じ」と思われるだけです。
もう一つ例を挙げましょう。これはスーパーの魚売り場の話です。漁港から直送の新鮮な魚を販売をしています。調理しやすいようにした処理をして販売していました。ですが、お客さんにアンケートした結果、「新鮮に思えない」という結果になりました。
そこで、仕入先から得た「木の箱のまま」置いたところ、人気になり、売り上げが何倍にもなったそうです。
敢えて、魚の種類ごとにパックせず、切り身も用意せずに、仕入れたままを氷の上に並べただけ。手間はかかりません。お客さんからの申し出により、そばで下処理をする(下処理料金も付けます)。手間暇かけることなく、売り上げを上げたという例です。
ほかの人の記事、雑誌、ほかの広告を参考にする
これは商品というより、「おまけ」です。最近、コンビニや本屋に行くと、おまけにバックが付いているものを見かけます。しかも、有名なメーカーものです。おまけ目当てで本を買う人がいます。
薬局や化粧品では、「試供品」昔からよく使われる方法です。
ネットビジネスでは多いですが、「無料資料」は当たり前のようになっていますし、無料メルマガがあり、つまり無料で勉強できるということです。
「おまけ」「粗品」「サンプル」は、販促品として効果的な方法の一つです。あなたも販促品ができないか考えてみてみませんか?それがお金を出しても惜しくないほどのものなら、きっと、商品にも興味を持ってもらえると考えることができます。
オリジナルであればさらに効果は大きくなる
ここまでは経営者が勉強熱心であれば大抵は施策されています。もっと効果的な方法があります。
「あなたらしさを強調する」ことです。
マーケティングでいえば、「強み」「USP」などと表現されるものです。つまり、あなたしか持っていないモノを強調しようということです。
表現力を強化しようということです。
例えば、パン屋を例にしてみましょう。「ただいま大人気!」とPOPを書けば、そのパンの売り上げは上がります。あなたがパンを買うときに、「このパン」と決めて買うことは少ないでしょう。買い物をしていて、衝動的にパンが欲しくなるのではないでしょうか?
少なくともそういうお客さんが多いのがパン屋の特徴です。フラっと店内に入り、気に入ったものを見つけて買っていく。
POPが何もなければ、お客さんは「どのパンにしようか」と迷っています。
背中を押す一言が売り上げを何倍にも上げる
パン屋に限りません。電化製品であれ、車であれ、家であれ、マンションであれ、「これがいい」と決めて買いに来るお客さんは極めて少ないです。
専門家ではありません。最終的に専門家の一言で購入を決定することは普通です。もし、あなたが営業マンならそういう場面をなんども見てきたと思います。
成績のいい営業マンとそうでない営業マンの違いがあるとすれば、それは、「押しの一手」を持っているかどうかです。お客さんが得した気分になれるかどうかです。
押しの一手を持っている営業マンは、「売れるのです」
ネットビジネスでも同じです。楽天ではなんでも「ランキング1位」を作ります。わずかに数個売れても「ランキング1位」というプラカードを用意します
これも押しの一手の一つです。
あなたらしさを探し出せ!
勘違いしないでほしいのは、強みやUSPは一つ決めればいいわけではありません。
経営者にも強みはUSPが必要です。組織にも強みやUSPが必要です。もちろん、ここの商品にも強みやUSPが必要です。
説明が遅れましたが「USPとは、『独自の売り』です」、少し難しく感じるかもしれません。専門用語と聞くとすぐに難しく考える人がいます。が考え方は簡単です。「自分のセールスポイント」です。
簡単な例だと、「人気で品切れ中だった○○、明日入荷します。」これもUSPです。
競合他社にない、自分たちだけのセールスポイントを見つけることができたら、それだけで売り上げを倍増させることができるのです。
テスト・テスト・テスト
一度やってダメだったという経営者が非常に多いです。お客さんの心を動かう言葉です。特にネットビジネスでは、言葉でしか表現は出来ません。言葉の選び方一つでお客さんを感動させ、行動させる。ことが強みでありUSPです。
一度やってみて、効果がなかった?単純にお客さん心に刺さらなかっただけのことです。あなたのお店に来るお客さんは、あなたが思っているお客さんではなかっただけの話です。
どういうお客さんが来店し、どういう言葉を使うと感動し購入するか、何度もテストします。これがマーケティングです。これを理由するのが強みでありUSPです。
大丈夫です。一人ひとり個性はあるものです。経営者もまた同じです。金太郎あめのように切っても切って同じ顔が出ることはありません。必ず、あなたらしい強みやUSPはあるものです。
最後に
インターネットには、多くの情報があります。もちろん、noteだけでも、目からうろこが落ちるような情報があります。
コピーライター、ライター、コンサルタント、その他のビジネスについての記事を見ていると、「なるほど」という内容は多いです。参考になります。
販売に関してもそれは例外ではありません。たくさんのヒントがあります。
そういう記事を読んで、「なるほど」で終わっては勿体ない。実際にやってみることです。テストをしてみることです。ただし、そっくりそのままをつかうことは違法になりかねません。
必要なのは、あなたらしいアイデアです。工夫です。頭をひねってください。これが販売の究極のコツです。
今成功している多くの方が、時間をかけて今の状態を手に入れています。そこまでの時間を苦しみながら過ごしています。3年はまだまだ、多くの方は5年は苦労しています。
個rは絶対ではありません。しかし、苦労することは必然です。楽をして成功した人などいません。これがネットビジネスで成功するコツです。
最後に厳しい話をしました。でも、成功者はその苦しみを楽しんでいるから継続できているということも忘れてはいけません。楽しみとは、「アイデアを発見する」ことです。「ここはいける」という瞬間があるから、継続できると私は思っています。
ぜひ、あなたのアイデアが出る瞬間を楽しんでみませんか?誰にでもできることです。