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#1 ユンボの免許を取って里山を整えてみる
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里山の企画も名前も定まっていなかった2021年、まずは頭を整理したくまずは荒れた里山を整備したいとわたしは考えた。
言うまでもなくプロジェクトには計画というものが必要であり計画がなければ何事とも前に進まない。勿論それは僕にも分かっている。しかしながらわたしは好奇心というものにとても弱い一度興味を持つと止まらないのである。
そこで僕はユンボの免許を取りに行く。自分でやりたくなったというシンプルな思いからだ。
竹やお隣さんに倒れかけている木それから境界線を超えている擁壁などを改善しなくてはならない。
形から入ってやる気を出そぜ作戦である。
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一番きつかったのが拘束時間である連続で一週間、働き盛りの40代には中々である。結構無理はしたが学校みたいな感じで友達もできた。ほとんどが就職のための若い人たちばかりではあったが皆、器用で操縦がうまい。自分も自信満々で挑んだが操作ボタンやたくさんのレバーにコンピュター制御、困ったおじさんに優しく教えてくれる仲間達、青春である。
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こうやって自分で作業してみると本職の苦労や技術力の凄さが改めてわかる。世の中はいろんな職業があってみんなで今の時代をつくっているのである。若いうちは小さな器の中でチヤホヤされて自分中心で仕事ができていると勘違いして生きていた時期もあった。全くもってのバカやろーである。
作業自体は解体して整えると、シンプルなものだがこれを皆んなで協力して作業を完了させた時、感動すら覚える。写真の自分も楽しそうである。
普段は設計業務の初動として宮崎市の建築行政課や土木課、道路課などを廻って資料を集め計画図を起こしていく、今回はその図面をもとに越境した擁壁の解体をして新しく構造を見直して丈夫な基礎をつくることができ貴重な体験をすることができた。
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どんな仕事もはじめから上手くいきませんし自分の思い通りになる事はまずありません。先輩たちでも初めてやる事は特に苦労します。
僕もこれまで何度もうまくいかなくて諦めそうになったり、嫌になって仕事を辞めそうになったことも何度もありました。
でも「世の中そんなもんだ。仕事とはそいうものだ」と自分の中で腹落ちして向かっていく癖が付けば「チャレンジすることの習慣」が身につきます。
今回の作業である土木の分野は専門外ですし分からないことだらけ、事前に調査、勉強をしていてもトラブルはあります湧水のハプニングなどもありました。これを乗り切ることが本当の意味の「キャリア」だと思います。
決して歳を重ねることがキャリアではありません。
今は熱中できる一生懸命やれる仕事に出会えて感謝してます。
毎日、辞めたい辞めたいと思っていた若き日の大西大工も「建築の仕事」が天職だ気づいたのはけっこう最近のことであります。くじけそになったら「自分だけでは無い!」若い時の大西もそうだと思ってくれて良いと思います。
ぶっちゃけ最近も終わったと思う事がありました。でもいじけるだけイジけて今は立ち向かっています。
頑張っている人には理屈では言えない何かが自分を未来へ導いてくれます。それは自分にとって良い事でもあるし苦行であったりでもします。一生懸命に頑張って駄目ならなるようになれですな。
人生は山あり谷あり一生修行これも最近よく分かります。
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