見出し画像

人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて②/ガラッと変わる空港内の風景

アイランドホッピング搭乗

1986年に独立を果たしたミクロネシア連邦、それまでは国連による委任統治領であった。


さてそんなミクロネシア連邦へ行くには直行便はなく、みなグアムで飛行機を乗り換えなければならない。搭乗した人ならわかるだろうが、日本からグアムへ行く便には日本人の観光客、家族旅行、カップルなどが多く、アメリカ領グアムへ飛ぶと言っても国内線に乗っているのとほぼ変わらない。

しかしグアム空港でミクロネシア方面行きの便に乗るために搭乗口へ向かうと風景は一変する。搭乗を待つ客に日本人はほとんどいない。いても恐らく仕事のためにおもむく人が多い。例えば国際協力であるとか、遠洋漁業者であるとか、そう言う日本人ばかりだ。そしてその他はミクロネシアの人たちばかりだ。肌の色は浅黒く、ファッションも女性はムームー、そして履き物は靴もいるがサンダルというのも多い。一体ここから先、自分はどこへ行くのだろうか?という不安と期待が入り交じる。

そのような気持ちの中、出たとこ勝負、破れかぶれと言った感じで飛行機に搭乗する。よく「ミクロネシアへ行くにはセスナ?」と言う人も多いのだが、実際は違うB737という中型機である。成田グアム便に比べると機体は小さい。その小さな機体に島の人たちで満席になるのだ。通路も一本しかない。通路を占拠して荷物を棚に入れている人を待つから全員搭乗を果たすまで時間がかかる。僕も座席につくが、隣はもちろん体格の良い島の人。小柄な日本人には形見が狭い思いをする。窓側の座席だったら完全に隅に追いやられてしまった感がある。

続きは以下。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?