「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ③
シリーズ、その3回目になります。
第2回目と第1回目は以下をご覧ください。
太地町と言えば古式捕鯨が生まれた場所として知られています。古式捕鯨は役割分担をして、組織だった捕鯨、つまりチームワークが非常に重要になる捕鯨で、それが初めておこなわれた地であります。
さてそんな太地町ですが、太地町立くじらの博物館という施設があります。
鯨類に特化した施設で、それは国内で初めての施設であります。
鯨類の生態がしっかり学べる他、古式捕鯨についても知ることが出来ます。
そして施設の外ではイルカショーとクジラショーが大きなコンテンツになり、多くの人が見に来ています。
この日のイルカショーではカマイルカのショーを観ることができました。
指示をパッと出すと言うことをきく彼らの頭の良さに感動しました。
こうしてみるとドルフィントレーナーは女性が多いです。アテンドしてくれた獣医も女性でした。
「力仕事もあるので男性も欲しいです」と言ってたくらい女子率が高い職、それがドルフィントレーナー、水族館なのでしょう。
クジラショーではゴンドウによるショーを観ることができました。体がカマイルカよりかは大きいです。
餌やりができる生け簀もあり、ここでは多くの方がそれを楽しんでいました。
クジラの形を撮りたくて、そのためには横側を見せて欲しいのですが、どうも彼らは人が来ると餌がもらえるというのを教え込まれているせいか、必ず前で頭を出して、横を向いてはくれません。
そして珍しいのが白変個体のハナゴンドウです。アルビノとはちょっと違っているそうです。
太地町はエコタウンとして、将来はクジラの学術都市にする目標を掲げています。日本鯨類研究所(鯨研)の施設も町内に建設中でした。
小笠原諸島もそうでした。1982年の捕鯨モラトリアム以降、商業捕鯨の一時休止が宣言され、捕鯨が出来づらくなったことで捕ることから見せるへ移行させようとしているようです。
現に太地町があることで水族館はその事業をやれています。鯨類の研究のためにも非常に重要な町であります。
また町立でこのような施設があることも驚きでした。
続く・・・
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