人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて④/ダーウィンの説を証明
外に広がるサンゴ礁の海
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ミクロネシア方面へ行くにはグアムから飛行機を乗り換えて行く。CNNでも世界一風光明媚な路線として紹介されたアイランドホッピングという路線、眼下に広がるサンゴ礁の海は素晴らしいの一言に尽きる。
グアムを出ると1時間45分でミクロネシア連邦に属するチューク諸島に到着する。
写真はチューク諸島を囲むチューク環礁。左の海は外洋で、右側は内海である。
続いて1時間ほどでミクロネシア連邦ポンペイ島に到着する。伊豆大島ほどの大きさがあるので、島全体を撮ることはできない。
途中途中にも小さな環礁をいくつか見ることができる。
そしてさらに1時間ほどでミクロネシア連邦最後の島、コスラエ島に到着する。
コスラエを出ると国境を越え、マーシャル諸島共和国のクワジェリン環礁、マジュロ環礁に到着する。
飛行機は通常、トイレの関係もあって通路側の座席が好まれる。しかしこの風景を見たくて、アイランドホッピングに搭乗する場合はいつも窓側に座ることにしている。
さて島の周囲にはサンゴが育つようになる。島の裾野の部分に群生しているからこの形態のサンゴ礁を裾礁(きょしょう)と呼ぶ。
地球のプレートは動いているから、その動きにあわせて島は水没していく。するとサンゴ礁の内側にある海の面積、つまり水のある部分が多くなってくる。これを堡礁(ほしょう)と呼ぶ。
さらに島が水没していき、島自体が海面下に沈むとリング状に見えるサンゴ礁のみが残る。これを環礁(かんしょう)と呼ぶ。
一般的にこの1→2→3の形成順でサンゴ礁は作られていく。
アイランドホッピングの下に見える島々を当てはめていくとイカのようになる。
最初の到着地チューク諸島は堡礁。
次の到着地ポンペイ島は裾礁。
ポンペイを出ると見えるのがアンツ環礁、モキール環礁。
コスラエ島も裾礁。
最後にマーシャル諸島共和国のクワジェリン、マジュロは環礁。
と言うような順序で並んでいる。
出来ることなら1→2→3の形成順で停まってもらいたいものだが、そうはうまくはいかないものだ。
ちなみにこのサンゴ礁の形成順を発見したのはかのチャールズ・ダーウィンである。
よってこの形成順を沈降説と呼んだりする。
アイランドホッピングに乗ると地球の歴史を見て学ぶことができる。そんな楽しみがここにはあるのだ。
続きは以下。
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