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やり切り感が、次につながる。

映画「リトル・ミス・サンシャイン」(2006年)

主演:トニ・コレット

*オススメしたい人*

・人生の波に乗れてない人

・負け癖がついている人

・あきらめがちな人

*ストーリー*

個性的なメンツが揃ったフーヴァー家に、シェリルの兄フランクが、ある事情を抱えて、やってきた。
フランクは、プルースト学者の第一人者を自認するゲイだ。
しかし、そのフランクが自殺未遂を起こしてしまう。
フランクは、同業者であるプルースト学者の男性に失恋、自暴自棄の果てに失業し、安宿暮らしの落ちぶれた生活を送っていた。
そしてさらに追い討ちをかける出来事が起こる。
失恋相手の男性が、自分を差し置いて、権威ある賞を受賞してしまったのだ。
ショックのあまりにフランクは、リストカットを起こし、病院に担ぎ込まれるが、奇跡的に命を取り留める。
その後、妹のシェリルの家に引き取られることになり、家族の一員として迎えられたのだった。
フーヴァー家の人々は皆、個性派揃いだった。
シェリルの夫は、成功法則の講師として、キャリアを築くために、あるエージェントと契約をめぐって交渉を進めていたし、また、息子のドウェーンは、空軍のパイロットになる目標を持っていた。
ドウェーンは固い意志でもって、筋トレを毎日欠かさず行い、夢が叶うまで誰とも口を聞かないというゲン担ぎまで守り通していた。
シェリルの父である"グランパ"は、トイレで薬物を使用する不良老人であり、また、その孫のオリーブは、ミスコンに出ることを夢見る少女であった。
オリーブは、カリフォルニアで開催されるミスコンに応募していたが、出場候補者の辞退により、幸運にも出場が叶うことになった。
フーヴァー家は、オリーブのミスコン出場のために、一家総出でオンボロなワゴン車に乗り込み、開催地であるカリフォルニアへの旅路へと出るのだったーー。

*映画の見どころ*

フーヴァー家の人々は、個性派揃いで、何かしらの問題を抱えています。
ドウェーンは空軍パイロットになることを目標に、努力に励んできましたが、色弱があることが判明し、パイロットの夢が絶たれてしまいます。
また、シェリルの夫も、講師として、エージェントと契約をめぐり交渉を続けてきましたが、希望は叶わず、契約は立ち消えとなってしまいます。
また、同行していたグランパも、旅先で急死し、一般的な葬儀も執り行われませんでした。
オリーブもまた、ミスコンに出場するものの、周りの出場者のレベルが高すぎて、舞台でパフォーマンスすると恥をかかせることになるといって、一時は家族に出番を止められそうになります。
しかし、父親のリチャードは、遠方からはるばる会場までやってきたのに、ここで断念しては負け犬になると言って、オリーブを励まし、オリーブもまた、これまで練習に励んできたダンスを披露します。
ところが、オリーブが舞台に立ち、ダンスを始めると、健全性の問われるものだったため、主催者には不評を買い、また警察にも来期の出場停止を言い渡されてしまいます。
ミスコンでの優勝は叶わなかったものの、オリーブと家族達はやれるだけのことはやりきり、満足感を得ながら、会場を後にしたのでした。

*人生の好転レッスン*

夢が叶うまでには、さまざまなトラブルやハプニングがやってきて、後一歩というところで、断念しそうになることがあります。
しかし、そこを踏ん張り、やり続ければ、失敗したとしても、やり切った爽快感を味わえますし、力を出し切るように行動していけば、実力も身に付き、次へと繋がります。
現時点で力が及ばなくても、続けていくことで、より得たい結果に近づけるでしょう。

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