思いつきで指示を変える上司への対応方法
言う事がコロコロ変わる人っていますよね。
そう言う方が上司だったりすると、部下は振り回されます。謎こんな人が上位職に就いてしまうのか?
そう言う方は、目の前の案件に突発的に対応することが得意だと言う事が挙げられるのではないかと思います。
自分でできる人が必ずしも良い上司にはならない
判断力と行動力があって、何かあった時に自らこう、と決めて一気に走り抜けるタイプです。この判断力が曲者ですね。基本的に目の前のことに反応して判断するので、その場は良いですが、長期的に考えるべき案件では通用しない事が多いのです。さらには自分の判断基準でしか考えません。自分の中で正しいと思った通りに行動するのです。
そして当然、状況が変わればそれに対応して考えを変える事もしばしばです。それでも自分で行動するので何お問題もありません。
組織では、こう言った行動が良くも悪くも目立ちます。そして多くは頼もしく見えるものです。状況の変化にも対応して行動できますから余計です。
こうして結果を出して評価されて上位職に就いていくのですね。
ただ、それを上位職として、部下に指示を出す立場になると、混乱を生んでしまいます。それもそのはず、自分がやるのと人がやるのでは結果が違いますから。自分が思った通りに行動し、思った通りの状況判断をして、思った通りの結果を出すことを求めるのがこう言う方です。
うまくいったとしても、それが自分の想定と違ったら、そうじゃないと指示を変えてしまう、と言う事が起こります。部下とすればたまったものではありませんが、あるあるです。
困ったものですが、そうは言ってもそれに対応しなければいけません。
思いつき上司の取り扱い
では、部下としてどうしたら良いでしょうか。
まず、ゴールを明確にする事です。どうなる事が目的だっけ、とことあるごとに確認する事が大切です。
そして、そのゴールを達成することに対して、主体的に捉えることです。
こう言った上司に対する時によくあるのは、言われたことに忠実に対応しようとすることです。上司の思った通りに動かないと文句を言われるので、言われた通りにやろうとしてしまう事が多いですが、逆効果です。
どこまでいっても、上司と同じ考えはできないわけですから、100%言われた通りにしようとしても無理です。
ゴールを明確にして主体的に行動すること
そうではなく、ゴールを明確にして、それ向かって主体的に自分の考えで行動する事が重要です。
そうすることで、何か指摘される事があった時に、きちんと説明ができます。そうすると、上司は自分の考えを押し通そうとしても、筋道が通っているので、必要以上には言ってこれなくなります。行き先がはっきりしていて、そのための判断として間違っていなければ、否定する理由がないからです。無理に否定しても周りの理解を得られなくなります。
こう言う人は、自分がひとりになる事を嫌う事が多いです。ですから、世論を味方につけることは大切です。そのためには、ここに行くためにはこうするべきだと思います。とハッキリとみんなの前で主張することが必要なのです。
さらには、部下の成長の目を摘んでしまう事があります。せっかくの自信の成長の機会を摘まれてしまわないように、自分で主体性を持って行動しましょう。
仕事は顧客のために
仕事は、顧客のために行うものであり、上司の機嫌を損ねないようにするものではありません。ここを間違わなければ、一時的に評価が下がるような事があったとしても、理解者が必ず現れます。目先の利益に走るのではなく、将来の自分のために行動しましょう。
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岡本昌巳