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行動に移すために必要な事

行動する事が大事です。

 何を分かりきった事を言っているのか、と思いますよね。でもこれ、皆さんできてますか?

 会社の研修や、社外セミナーなどを受けることってありますよね。そうじゃなくても、普段上司から指導を受けたりもすると思います。
 そこで学んだ事、知識を得た事を実際の業務に活かせていますか?そうか、わかったぞ、と言ってそのままになっていませんか?

 私もそうですが、実際に実践できていることってほとんどありません。セミナーや研修を受けるたびに同じ事を思います。
 「それは知ってるんだよ。もっと役に立つ事を教えてくれ」と。

 そうやって、何度も同じようなセミナーを受けて、もっと効率的に楽に、確実に結果が出るような事を知ろうとしてしまうのです。

 恐らく大多数の人が思い当たるのではないかと思います。

 研修する側としても、それぞれの立場や階層に応じて必要な内容を盛り込みますが、一方的に知識を伝える事も多いです。時にグループワークなどを行いますが、それはその方が知識の定着につながると思ってやっています。

 実際、研修がどれほど役に立っているのか?甚だ疑問です。それは何故なのか、と考えると、行き着くのは知識行動に繋がっていない、という事。
 知っただけで、わかった気になって、行動できない。行動できないのも、知識が足りないから、という結論になり、また別の知識を得ようとする。そんな繰り返しになっているのです。

 知識を得る事は大切ですが、それだけではいけないという事です。
 アウトプットの大切さを説く本も多く出版されているのもわかる気がします。どれだけセミナーや研修を受けても行動につながらないのですから。

では何故行動に移せないのか。

 それは、習慣にできないから。セミナーなどで考え方ややり方を学んでも、それを習慣化できない。訓練する場がないのです。
「わかる」と「できる」は違う
と言いますが、まさにそれです。

 セミナーなどで仕入れたものは、やってみる事で、より理解が深まります。その理解のもとでやってみる事で精度が上がります。それを振り返る事でさらに理解が深まって・・・

 実際の行動につなげるためには、試す場所が必要なのです。習った事をいきなりぶっつけ本番では、当然不安もありますし、失敗できないようなところでは結局使えませんね。
だからこそ、習った事を試して、自信を持って行動できるようにしていく事が大事です。そのために必要なものはなんでしょうか。

仲間の必要性

 そう、仲間です。自分が得てきた知識を共有し、実行できるように訓練する相手が必要なのです。自分だけで人知れずセミナーを受けて、みんなの鼻をあかしてやろう、というのもアリですが、結局それでは良い結果は望めません。独り占めするのではなく、共有をしてお互いに切磋琢磨して実行する事で、結果につながるのです。

 目的を共有し、そこに向かって共動できる人を作りましょう。それを同志と言います。同志と共に成果につながる行動を起こせるように訓練していきましょう。ひとりでできる事は限られています。協力する事で1+1が3とか4につながるのだと思います。

 まずは、自分仕入れてきた知識や技術をみんなと共有する所から始めましょう。そうする事が、仲間の信頼につながっていきますよ。

今回も最後までご覧頂きありがとうございます。お役に立てたら嬉しいです。

岡本昌巳

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