さくら書院の「姫騎士&オーク」の小説には共通の設定がありますよ

と、タイトルをつけてみてから、設定の整理をはじめているところです。

すでに書き上げた小説は下記のとおり。

既存の作品

オークと姫騎士エリザベートの物語: 名誉戦争

女オークと騎士: 豚女に辱めを受ける騎士様短篇集【R18】

姫騎士エリザベート 王宮への道(現在非公開)

上記のほかに同じ世界観の活劇ものをもう少し書いてみようと思っています。いままでのところ、共通設定は下記の通り。

魔族の設定

■魔界
現地に住む者は神聖ルーシ王国と称し、「人族」が「魔界」と呼ぶ、円形の土地は、その上に暮らす「魔族」たちとともに異世界から召喚されたものである。魔界を召喚したのは古王朝の王族たち。彼らは偉大なる魔法使いだと伝承にはある。しかし、古王朝は倒され、現在は別の王の一族が君臨しているため、詳しいことは分からなくなっている(本当は分かっているけれども、今後のお楽しみということで…)。

■エルフ族
高位の魔族。知性も高い。耳が長いのが誇りで、自慢の耳を切られることは刑罰になっているくらいツライこととされている。人族からみると男女ともに美しい個体ばかり。森に住んでいるわけではないようで名誉戦争中は軍服を着ていた。

■オーク
戦闘力を高めるために、エルフが魔法の薬で变化した姿。黒くて巨大で醜い。オークになると知能が下がると言われているが、実際には力が強くなっているだけで知能には格段の変化はないようだ。姫騎士が天敵で、まともに勝負すると互角。おかしなところでは、姫騎士の血など体液によってエルフに戻されてしまう現象が起きる。このため脱走兵などオークからエルフに戻りたがっているもののなかには姫騎士の体液を求めているものがいる。

■ゴブリン
現在、公開を中止している「姫騎士エリザベート 王宮への道」に登場する俊敏性の高い魔族。姫騎士はあまり得意ではない敵のようである。オーク同様に元はエルフだったのかもしれないが、作中では詳細が語られていない。

■その他の魔族
エルフからの派生で知性を有している種族のほか、竜族のように純然たる獣や道具にあたるものもいる。

人族の設定

■人界
魔族ぐらいしかその名で呼んでいないが、人が住む場所のことを言う。円形に切り取られた魔界を除くほとんどの領域が人界である。

■古王朝
偉大なる魔法使いが政を行っていた。魔法を使った道具の数々は古王朝の時代に王やその側近が作ったと伝えられている。

■王都キオータ
人族の首都。地下に上下水道が張り巡らされている。そのさらに下には謎の構造物がある。古王朝の宝はそこにあると噂されている。

■かつての国境の街アウラ
名誉戦争以前の国境があった街。この街で姫騎士エリザベート・ルーセは育ての親ぐらいに思っていた騎士に手篭めにされそうになり、争っているうちに騎士は自ら手にしていた短剣を胸に刺して死んでしまった。

■ピティッセ・ブルジアジ州
魔界と接していた辺境の州。人族が名誉戦争に破れたことで魔族のものとなる。自然が豊かな場所。

■州都シーフビリク

名誉戦争後の賠償で魔族の手に渡ったピティッセ・ブルジアジ州の州都。

■姫騎士
姫騎士とは、騎士の称号を持つ「古王の娘」のこと。魔族と戦い勝利するのが使命であり、そのために作れた存在。戦闘力は一騎当千。現在の王家に仕える男性騎士と比較にならないほど高い。しかし、名誉戦争ではそうした本当の姫騎士は1000人に1人ほどしかおらず、騙されて出征させられた女性や着飾った街娼などがほとんどだった。この奇妙な状態は王権が簒奪されて久しいことに起因する。現在の王朝は姫騎士の本当の強さを理解できていない。現在までに確認された本物の姫騎士はエリザベート・ルーセのみだが、ほかの個体も存在していると考えられる。

■白馬シュメル
成長した姿で国から支給され馬飼などが飼っている白馬。普段は馬車を挽いたり、農耕に使われたりすることもある。一般人には一切そうした説明はされていないが、本来の役目は姫騎士の移動手段兼武器である。姫騎士が呼ぶとやってくる。どの馬も姫騎士はシュメルと呼ぶ。シュメルの脳は生まれながらに加工されており、姫騎士の意のままに動かすことができる。はたからみると残酷ではあるが、姫騎士は勝利をつかむためならシュメルを加速させて敵に体当たりさせるなど、あっさりと犠牲にすることもある。

条約等の設定

■人魔中立条約
人族と魔族の相互不可侵を約束した条約。名誉戦争の時、人族が先に破棄して有効性を失った。

■オストロ・コリン条約
人族と魔族それぞれの捕虜の権利を保障する条約。捕虜を殺したり虐待してはならないとされていた。
人族が人魔中立条約とともに一方的に破棄して戦いを挑んだことで魔族も反故にした。

■ダーム宣言
名誉戦争の賠償を求め、魔界(神聖ルーシ帝国)から出された宣言。多額の賠償金と、豊かな自然を持つピティッセ・ブルジアジ州の割譲が要求された。人族はこの要求を受け入れた。

■平和条約(講和条約)
名誉戦争を集結させるダーム宣言を受け入れるという内容の条約。先に手を出した人族が負けているところに哀れさがあるが、弱いほうが我慢することもできないものなのだ。

というわけです。姫騎士とオークの出てくる話は電書になってるものもあるので、興味が出てきた方は読んでみてください。

オークと姫騎士エリザベートの物語: 名誉戦争

女オークと騎士: 豚女に辱めを受ける騎士様短篇集【R18】

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