資格もないのに身障者用駐車場に停めたがる老人って何なの?
いたわってほしい、特別扱いしてほしいと思っている老人は多いようだ。
お客様用の身障者駐車場に停めたがる老人が多いことでそう思う。
しかしながら、身障者駐車場は身障者のためのものだ。
老いてるだけでは身障者ではない。身障者手帳や要介護認定をもらっていない限りは。
健康な老人が身障者駐車場に車を停めると、車椅子の方など、本当に身体が不自由な方がそのスペースに駐車できず不便する。
年をとって足腰が痛いというのは、もはや若いとは言えない私には想像できないものではない。
しかし、しかしだ。足腰のたつジイサン、バアサンは優遇する理由がないんだ。
駐車スペースには限りがある。そのなかでさらに身障者用駐車場には限りがある。というか、現状、1台~数台分ぐらいしか用意がないでしょう。
資格の提示なく身障者用駐車場に車を停めるな。これはトリアージだ。お前のわがままは聞かない。聞くわけにはいかないのだ。
高齢化社会と言われるようになって久しい。老いていることはもはや特別なことではないのだ。だいたいジジイ、ババアしかいない。老人はお前だけではない。私もじきに老人だ。
未だに老人が特権みたいに思ってるヤツはみんなから嫌われるぞ。若い人のほうが停めてる人は少ないぞ。
ちなみにアメリカのある州では身障者用駐車場に停めるとけっこうな額の罰金を科されるという。日本もそうしないと防げないと思う。
できることなら、自分は自己憐憫に溺れきって他人の迷惑を顧みない存在ではなく、少しは自分を律する心の残ったハードボイルドな老人になりたいと思うのだが、これは難しいことなのだろうか。