デザインシンキングを学んで
お久しぶりです。
新卒研修が終盤に差し掛かっております、Masaです。
本日は、研修内容の一つである「デザインシンキング」について紹介したいと思います!(個人的にとても面白かったので、興味がある方はぜひ!)
デザインシンキングとは
「デザイナーがデザインを考える際にやっているように、自由な気持ちで試行錯誤しながら考える手法」
のことです。この思考方法は、IDEO(米)社とスタンフォード大学が開発したと言われています。簡単にいうと、「論理ではなく感覚を大事にして、今までになかったソリューションを生み出そう」ということです。
デザインシンキングの考え方
デザインシンキングは大きく3つのプロセスに分類されます。
1. 観察(Observation)
2. 発想(Ideation)
3. プロトタイピング(Prototyping for Empathy)
1. 観察(Observation)
「人の行動を観察」することが最初のステップです。
この目的は、
「人の行動を深く観察することで、無意識の行動や言語化できないニーズ/感情を探り、アイデアの示唆を得る」ことです。言い換えると、「インサイトの発掘」ともいえます。(これめちゃめちゃ難しいです!)
その具体的な手法として今回学んだのは、「ビジネス・エスノグラフィー」という手法です。(僕は今回の研修で初めて聞きました!)
ビジネス・エスノグラフィー
自分自身が実際に経験してみたり、人の動作・表情を細かく「観察」し、「インタビュー」することで、「事実」を見つける手法。
要は、「人を観察してその行動からアイデアの元となる仮説を立てる」手法です。これは、コンサルタント等が大量のデータを分析してロジックを立てて解決策を見出すというステップとは反対です。
この考え方は、一般的ではないですが近年注目されている手法だそうです。
(↓十さに使ったワークシート)
「人の行動」と「その行動の理由」、「考えていたこと」を観察とインタビューをして解き明かしていきます。(同じ目的(ゴール)でも、人によってそのプロセスは違ったりしていて面白かったです!)
ここから、なぜそのような行動を取ったのか?というインサイトを導き出すことがゴールです!次は、発想のステップ・・・
2. 発想(Ideation)
観察から得られた気づきをもとに発想(Ideation)するプロセスです。
発想の目的は、
「気づきをもとに、より多くのアイデアを出してソリューションの選択肢を増やす」ことです。言い換えると、たくさんアイデア出して、それをグルーピング化して、まとめましょう!って感じです。
具体的には、
同じみのブレインストーミングや、「発散」と「収束」という方法があります。また知識ではなく、「経験/体験」を重視することが大切です。
このステップで難しかったのは、親和図法(KJ法)です。
親和図法(KJ法)
情報の意味の近さ(親和性)にもとづいてグループに分類する方法
何が難しかったかというと、「顧客からみた価値でグループ分け」するということです。私たちは、ロジカルに自分たちの視線で2×2のマトリクスでグループ分けしてました。しかし、ここで大切なのは「顧客の声(インサイト)で分ける」ということです。まさに生々しい言葉(声)で分類することが大事なのです!(〇〇めんどくせ〜とか、〇〇うざいよね。つまらないよねetc)
(↓親和図法でグループ分けした際もの)
個人的には、ここが顧客目線からは離れやすいポイントだと感じました!
3. プロトタイピング(Prototyping for Empathy)
伝えたいコンセプトをもとに、アイデアを形にするプロセスです。
プロトタイピングの目的は、
そのものを「使ってみて、そこで感じることやわかることを洗い出す」ことです。とにかく作って、使ってみることでユーザー体験をするのです!
具体的には、
紙やぺん、文房具などを使って、「工作」や「紙芝居」、「劇」を作ってみることです。ここで注意が必要なのは、完璧なものは必要ないのです。「子供の図工」の感覚でやってみることが大事です!
(↓恥ずかしくてぼかしてますが、こんなクオリティでも良い笑)
このように実際にプロダクトを作って、使ってみることが大切です。
使ってみて、感じることや課題を見つけてPDCAを回してブラッシュアップしていけば良いのです!
最後にプロトタイプをチームごとに発表し、研修は終了しました!
(めちゃくちゃ楽しかったです!)
感じたこと/まとめ
・デザインシンキング(右脳)とロジカルシンキング(左脳)の使い分けが大変。(その切り替えだけで、頭が疲れる!!)
・ユーザーのインサイトの発見は、簡単にはできない!難しい!
(ユーザーへ、インサイトを言語化して喋ってくれ!笑)
・いかにスピード感を持ってやるか?が大切!作りながら考える。
(行ったり来たりすることも大切!)
・柔軟な思考が大切!いかに既存の枠組みから抜け出せるかが大切!
本日のnoteは以上です。
読んでいただきありがとうございました!