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歌手デビュー40周年 荻野目洋子さん
FMくらしき
2024/09/15放送
番組名:Song for you 『Song3』
荻野目洋子さん特集、文字起こしバージョンをお届けします。
こんばんは。
音楽冒険家の小倉です。
さて、今夜は今年デビュー40周年を迎えた荻野目洋子さん特集です。
早速ですが、聴いていただきます。
第37回NHK紅白歌合戦トップバッターを務めました。
荻野目洋子さんで、『ダンシング・ヒーロー イート・ユー・アップ』
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聴いていただいたのは、荻野目洋子さんで、『ダンシング・ヒーロー イート・ユー・アップ』モダンバージョンでした。
このナンバーは、1985年11月21日に発売された荻野目洋子さんの7枚目のシングルです。
買いましたよ。ドーナツ盤!
曲調は王道のディスコ・サウンド!
今思えば、クラブミュージックに目覚めるきっかけがこのナンバーだったかもしれない。
なので、荻野目さんは僕にとってのクラブミュージック師匠です。
原曲はイギリスの歌手のアンジー・ゴールドにより、1985年に発売され、
世界的に大ヒットした『イート・ユー・アップ』でした。
荻野目さんの『ダンシング・ヒーロー』は、オリコン週間5位が最高位。
シングル売上30万枚を突破と長く愛されているのが当時からわかりますよね。
2017年、大阪府立登美丘高等学校ダンス部がコンテスト用の組曲に用いたことにより、リバイバルヒットし、1990年代後半から愛知県、岐阜県で盆踊り の曲として普及し始めるなど、時代を超えて愛されいてるのが・・・
『ダンシング・ヒーロー』ですね。
先ほど聴いていただいた『ダンシング・ヒーロー イート・ユー・アップ』モダンバージョンは、1986年12月16日に発売されたアルバム『ノン・ストッパー オギノメ ヨウコ ザ ビート スペシャル』に収録されています。
このアルバム、凄いですよ!
ユーミン、中森明菜さん、マイケルジャクソンを抑え、1987年の年間1位に輝いたアルバムなんです。
公称で80万枚売れたそうです。
時代の名盤ですね。
それでは、ここで今年歌手デビュー40周年を迎えた荻野目洋子さんについてご紹介を。
1968年12月10日生まれ。
小学生時代の芸能活動の後、アニメ『みゆき』のヒロイン役で出演した声優活動を経て、84年に歌手デビュー。
翌年の「ダンシング・ヒーロー~Eat You Up~」をはじめ、「六本木純情派」「湾岸太陽族」「ギャラリー」「美女と野獣」「ねえ」などヒット連発をさせました。
さて、続いてお届けするナンバーは、1988年12月17日に発売された荻野目洋子さん9枚目のアルバム『VERGE OF LOVE』から『THIS COULD BE THE NIGHT』です。
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この作品、全曲英語の意欲作です。
プロデューサーは、グラミー賞最優秀プロデューサー賞を獲得したナラダ・マイケル・ウォルデンです。
ナラダの凄さをここで少しご紹介。
1987年にホイットニー・ヒューストンの『ホイットニーII〜すてきなSomebody』で最優秀プロデューサー賞、1993年に映画『ボディガード』のサウンドトラックで最優秀サウンドトラック賞を受賞するなど、プロデューサーとして華々しい活躍を見せました。
そんな凄い彼とポップスの才能豊かな荻野目さんとが作り上げたアルバム『ヴァージ・オブ・ラヴ』は世界中の皆さんにオススメしたい作品です。
当時、ユーミンがこの作品を絶賛していたのも覚えています。
リリース当時、香港のヒットチャートで1位獲得し、日本語バージョンは、共同石油(今のエネオス)のCMソングだった『THIS COULD BE THE NIGHT』でした。
免許取り立ての頃、共同石油でガソリン入れて、この曲を聴きながら山陽高速を走っていたこと、思い出しました。
阪神高速湾岸線では『湾岸太陽族』を流していました。
それでは聴いてください。
荻野目洋子さんで『THIS COULD BE THE NIGHT』
聴いていただたのは、荻野目洋子さんで『THIS COULD BE THE NIGHT』でした。
今夜、最後にお届けするのは、荻野目洋子さん15枚目のシングル『スターダスト・ドリーム』です。
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発売されたのは、1988年4月27日でした。
実は、この時、岡山県と荻野目洋子さんはとても縁がありました。
1988年4月10日瀬戸大橋の開通を記念し、岡山県と香川県で博覧会が開催されました。その瀬戸大橋博覧会岡山会場にて上映されたミニシネマ「MOMOTARO FOREVER 」の主演が荻野目洋子さんでした。
子供の頃、母と博覧会に行きましたが凄い人で、シネマを観ることが出来ませんでした。
『スターダスト・ドリーム』は、瀬戸大橋にも、ミニシネマにも関係していませんが、歌詞が近未来の桃太郎の姿を描いたように思えました。
多分、僕が、直島という島生まれだったからか、
”フェリーボートから風に吹かれて
摩天楼見ると泣けてくるね”
冒頭の歌詞に子供ながらココロ持っていかれたし、成長した桃太郎みたいって漠然と感じたり。
瀬戸大橋開通36周年、瀬戸内海国立公園制定90周年、荻野目さんデビュー40周年ということで、あの時の幼い僕に夢をくれたこの曲をセレクトしました。
このナンバーが収録されているアルバム『CD-RIDER』も疾走感あふれた名盤なので、ぜひ聴いてみてください。
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夢と希望と勇気をくれる荻野目洋子さん。
荻野目さんからパワーいただいて明日も歩いて生きましょう!
今夜、お別れのナンバーです。
荻野目洋子さん『スターダスト・ドリーム』