美しくない戦後日本の風景 05: 日本ファンの外国人
現代日本の風景が美しくないという感覚は、決して、日本人による自虐的妄想ではない。日本が好きな外国人も同様のことを感じている。
日経ビジネスオンラインに不定期連載されていた養老猛司との対談で、隈研吾が、そういった外国人の気持ちを代弁している。
日本人は景観としても、ディテイルとしても、豊かな住文化を持っていたのに、どうしてそれをぶち壊しにするようなマンションを乱造しちゃったのか、と外国人は言います。日本ファンの人ほど失望していて、オフィスビルなんかはまだ見られるけど、日本のマンションは一番見られないと彼らは言うわけです。(清野由美「養老孟司×隈研吾「ともだおれ」思想が日本を救う アメリカ製の幻想が、日本で一番うまく効いちゃった」『日経ビジネスオンライン』2008年9月29日)
この「日本ファンの外国人」の気持ちは痛い程よく分かる。。。
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