鳳凰が現れて、肩の痛みが消えた日
はじめての体験をしたので、自分の記録のために書き残しておこうと思う。鳳凰が現れて、2年以上抱えていた肩の痛みが消えてなくなった話。
私は自分のメンテナンスとして、月に1度はオステオパシーに通っている。通い始めて、ちょうど2年が経ったところだ。
この日は院長先生による90分間のオステオパシーの施術が終わった後、奥さまが話しかけてくれた。
「もし今日あと30分くらい時間があったら、エネルギーワーク受けてみない?」
通常のオステオパシーの施術の時も、院長先生は時折エネルギーワークを取り入れてくれた。私もどちらかと言うとボディワークより、エネルギーワークの方が反応が良いタイプなので、興味もあったし、奥さまからのお申し出に即返事をした。
「はい、時間は大丈夫です。お願いします。」
痛みの正体
右手にはクリスタルを握り、左手には見たことのない黒っぽい鉱物を握って目を瞑った。初めての体験に少しワクワクしていた。
どんなワークを受ける時も、自分の心が開いていないと効果は出ない。だから、私は完全にこの場に自分の身を委ねようと自分に約束をした。
まずは言葉によるガイドに従っていく。
地球と深く繋がり、そして宇宙(ソラ)と繋がっていく。遠く宇宙(ソラ)を意識しはじめた時、目を瞑りながらも私の視界は光で満ちて、どんどん眩しくなっていった。
エネルギーワークを受けている時に、視界が明るく光で包まれることはよくあることだった。だけど、光に満ちたその世界の中に、徐々に何か形が見えてきた。
よく見てみると、放射線状に広がった「光」だと思って見ていたものは、鳥の翼のようだった。さらにそこに意識を向けていくと、その鳥は「鳳凰」だと分かった。
自分が意識的に鳳凰をイメージしたのではなく、目を瞑って宇宙(ソラ)に意識を繋げたら鳳凰が現れた。
しばらくその状態を楽しんでいると、肩のあたりからふっとエネルギー体が自分の身体から抜け出て、頭から天に昇っていくような体感があった。
身体は軽くなり、私の身体から抜け出たエネルギー体はそのまま空へ空へと昇り、遠い遠い宇宙の彼方へと消えてなくなってしまった。その時、もう永遠にこのエネルギー体が戻ってくることはないと悟った。
永遠のさよなら。
そのエネルギー体が何なのかは分からない。だけど、なんとなく、父方のおじいちゃんのような気がする。それ以外に思いつかない。だけど、それがおじいちゃんである明確な理由はない。ただ、それ以外に思いつかないだけ。
前世からの教訓
ある日、オステオパシーの施術の時に、院長先生がこう言ったことがある。
「前世で、人のためと思って手を貸したのに、返り血にあったことがある。だから、手は出すな…と言うかのように、右手に制限がかかってる。」
私の肩こりや頭痛の原因はほとんどいつも、右手の筋膜の緊張から来ていた。だから、オステオパシーの施術に来るといつも右手をほぐしてもらう。
院長先生が「前世」なんて言葉を発したのは後にも先にもこの1回だけで、とても記憶に残っている。
私はその時から、どんなに自分の周りに困っていそうな人や精神的にヘルプが必要そうな人がいても、積極的に関与するのはやめた。コーチングをしていると、自分の周りの人の状態が透けて見えてくる。苦しそうだな、もっとこうしたらいいのに。そう思うこともよくあった。
今思えば、人に手を出す前に、もっと自分自身に手を差し伸べる必要があったのだ。人を助けよう、癒そう、と思う前に、もっともっと自分を癒す必要があった。
人の役に立つことでエゴを満たすのではなく、本当に自分が満たされた状態になってはじめて、相手を純粋に癒すことができる。
前世からの教訓として残った右手の制限は、私にまず「自己愛」を徹底することを教えてくれた。
肩のあたりに憑いていたエネルギー体が消えてなくなった時、私は肩の痛みが同時に消えてなくなるのだということも分かった。だけど、もしかしたら気のせいかも知れないし、1週間は様子を見ることにした。
1週間経って、痛みが出なければ、痛みの正体はあのエネルギー体だった、ということになる。
これからどんな変化を感じるのか、とても楽しみ。
無期限の宿題
最後に、奥さまからのフィードバックがあって「まだ喉のチャクラあたりに滞りがあるのだけど、、」と仰った。
これは私自身も認識がある。“言いたいことを言えない”のだ。相手を傷つけたくない、間違ったことを言っているかも知れない、嫌われたくない…,etc.
ここもいつか解放できたらいいな。