なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1960〜
1960年代になるころには
新興の集合住宅地開発が進められ
若者たちは あたらしくて 綺麗で 欧米風スタイルを取り入れた生活をスタートします。
この時代、とにかく物をたくさん持っていることが、豊かさの象徴でありました。
豪華なホテルや専門式場がどんどんできていき
「有名な場所で結婚式を挙げる」こと
それが 憧れであり自慢であり
幸せの象徴でもあった時代だったのです。
そのため、式場は たくさんの結婚式を
効率よくこなす
ことが使命となりました。
高度成長期のこの時代、
テレビのチャンネルも限られており
見ている番組、とっている新聞、
使っていた家電、生活スタイルなど
それほど選択肢は 広くありませんでしたので
人と同じであることがよし、とされ
「安心」につながることだったので
結婚式は 型にはまったものこそ格式がある、
・・と尊ばれる時代、だったのです。
私の両親もちょうどこのころに
結婚式を挙げました。
このころの
結婚適齢期は20代前半が中心でしたので
経済的な側面からも
両家の親が主催者となって行うものでしたので
いわゆる「しきたり」重視であったことも
手伝っていると思われます。
結婚する新郎新婦当人が結婚式に
希望を言えるような時代では
ありませんでした。
ほぼ自由度ゼロ。だったのです。
今でもよく耳にしませんか?
「結婚式はそういうものですよ」
「それがマナーです」
というセリフ。
間違ってはいません。当時ならね。
・・・といつも思うんですけれど。
それはさておき、、
次の10年で、結婚式業界に
またあらたな仕組みが
登場することになります。
つづきはまた明日。。
ここまでお付き合いくださった方に感謝を込めて。
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