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言葉と写真|中川正子 はじめます

はじめまして。
写真家の中川正子です。

メンバーシップというかたちで
定期購読していただくマガジンを始めます。

タイトルは 

言葉と写真|中川正子

です!
ストレート!!

もうちょっと詩的なタイトルも考えてみましたが
わたしがすきで得意なもの、届けたいものは
言葉と写真
わかりやすいのがいちばん!と思いました。

ずっと気になっていたnoteを始めようと思ったのには
いくつかきっかけがあります。



①SNSに着地できない文章たちの行き場

これまで、ブログ、twitter、instagramと場所を変えながら、20年ほどほぼ毎日言葉を綴ってきました。

日々のこと、仕事のこと、子育てのこと、
旅のこと、生きていくこと。

とにかく書きたくて、毎日後先考えず書いているうちに、共感していだく方が増えました。とてもうれしく、ありがたく思っています。

ただ近年、ここまで長いと読んでもらいづらいかなぁとごっそり内容を削ることが増えました。SNSでは、じっくり長文を読んでいただくという行為が年々むずかしくなっているという実感があります。わかりやすさが求められるように思える速い流れの中では、シンプルな結論を先に書いたほうがいのかな。こころがぐるぐるした迂回路は省いたほうがいいのかな。

でも、そこがよかったりするのにな。

だったら週に1度、お休みの日にゆっくりページをめくるような気持ちで文章を読んで写真を眺めてもらう。そんな場がSNSとは別に持てたらいいな。
ずっとそう思っていました。

② 未整理の感情や思考をみなさんと共有したい


書籍になる前にはプロの編集者の校正が入ります。そこで文章や思考や感情が整えられ、より読みやすいかたちになっていきます。
そうなる前の、できたてほかほかの文章を読んでいただく場になったらいいなという思いが、ずっと頭にありました。

また、こんな理由もあります。
少しネガティブだったり、弱音だったり、結論がまだぜんぜんでていなかったりそういったテキスト。それらはSNSにはあまり出してきていません。よいかたちで受け取ってもらえるか不安だったからです。
明るいほうを見てすくいあげるのがわたしの特技ですが、暗闇からほのかな明かりを拾うこともあります。本気で読んでくれる方だけに向けて、そんな話がしたい。

またまた、日々のちょっとした気づき。
雑誌のコラムでわざわざ書くほどではないけれど、わたしにとっては新発見であること。ささやかだけど、だいじなこと。

些細な気づきや発見の集積が個人の視点を作り、人生を豊かにしていく。
そういうことがわたしは書きたいし、撮りたい。

そんなこんなで
生の言葉や写真を、整えすぎずごちゃまぜで共有できる場所があったらいいなぁと思ったのです。

掲示板などを使ってみなさんからのフィードバックもいただき、思考を深めたりシェアできたりしたら最高だなって思っています。

③紙媒体や出版業界をとりまく変化

長く仕事をしてきて、紙媒体に育てられてきました。
書籍、雑誌、広告、写真集。
今でもわたしは紙媒体が好きですし、憧れがずっとあります。
でも、状況が変わってきました。

かつて、たとえば書籍なら、雑誌や新聞で連載した原稿をまとめて書籍にする。
なんていうのが王道でした。

でも昨今、その媒体やチャンスが先細りになっています。だったら、紙に発表の場を求めるのではなく、別のかたちもあっていいかなと考えました。
じぶんで場を作ることができたら誰にも気兼ねなく思いっきりやれる。その過程をみなさんとシェアできたらいいなと願っています。

いつかここで書いたものからよきものを厳選して書籍にする。
そんな流れも一緒に見届けていただけたら、とてもうれしいです。


ここで、改めて自己紹介をさせてください。

はじめてわたしのことを知ってくださる方もいらっしゃるかと思います。
ちょっとは知ってるよ〜、という方も含め、読んでみてくださいね。

オフィシャルのプロフィールはこんなかんじです


写真家。
1973年横浜生まれ。千葉県船橋市育ち。

写真家として、自然な表情をと らえたポートレート、光る日々のスライス、美しいラ ンドスケープを雑誌や広告、書籍などで発表する。
2011年東京から岡山に移住。写真のほかにもトーク ライブや執筆も手掛け、自身のアトリエ 「GATHER」ではイベントを開催。

これまでの代表的な仕事に、写真集『新世界』『IMMIGRANTS』 『ダレオド』『Rippling』『AN ORDINARY DAY』、 桜木紫乃との写真絵本『彼女たち』などがある。2024年4月には初のエッセイ集『みずのした』を発表。


クセ毛でスーパーズボラなので
こうやって髪をおろすことはまれです。
この日はヘアさんがまっすぐにしてくれました笑


こんなかんじです。


振り返ればキャリアが30年近く(ながっ)あるものですから、詳細に時系列で書き連ねると1万字オーバーになりそうです。
いつか改めて、じっくり書いてみたいと思っています。


近頃の仕事をいくつか

写真家として、エッセイストとして
いろいろ仕事をしています。
いくつか抜粋しますとこんなかんじです。

『彼女たち』
直木賞作家桜木紫乃さんとのコラボレーション
紫乃さんと手紙を交わすように作りました。

羽田空港第一ターミナル出発ロビー

旅する写真家4名の空の写真が並んでいます
わたしの写真は3枚使われています。
ぜひ出発ロビーで見上げてください!

『みずのした』
はじめてのエッセイ集
50歳になるのをきっかけに2年近くかけて書きました。
過去のわたしとの往復書簡。
ジタバタ生きてきた日々をみっちり書きました。

クロワッサンで『みずのした』について
インタビューしていただいた記事はこちらです

ほかに雑誌や広告、webメディア、書籍など、仕事は多岐に渡ります。


webメディアに寄稿もたくさんしています


写真と言葉というかたちで
寄稿してきたメディアをいくつかご紹介します。

ENCOUNTER magazine
『写真とわたし』
わたしにとっての写真とは
直球で書きました

アイスム
『中川正子の旅と食』
コロナ禍から始まった連載
旅できないときはだいすきな岡山の店を
旅を再開してからは遠くはチェンマイまで
食べて撮ってたくさん書いてきました

amirisu
『THROUGH THE LENS』
ニッティング界で絶大な人気を誇るamirisuさんのサイトでフォトエッセイを担当しています。

ちなみにわたしはニッターとしては永遠の初心者です!

山陽新聞
『わたしと岡山』
だいすきな岡山について撮って書いております!
(無料の会員登録をすると読んでいただけます)


colocal
「豊島美術館には行かなかった。民泊で暮らしを旅する」
豊島を旅した個人的記録です



voicy

voicyという音声メディアを
マイペースに更新しています。
こちらは日々のことや気づきをライトに話しています。



interview

これまでにインタビューもたくさん受けてきました。
(みなさん真摯にありがとうございます!)

「中川正子」で検索していただけるとたくさんでてきますが
よく読まれているのはこちらです。

北欧暮らしの道具店
【でこぼこ道の常備薬】
写真家 中川正子さん / 前編:傷つきやすい小さな女の子。 彼女を大事に育ててきた、もう一人の私。

じぶんの特性をどんなふうにとらえているか
文筆家の土門蘭さんに丁寧に聞いていただきました。

『写真と、ちょっといい暮らし』
(FUJI FILM)

写真のことだけでなく、移住からこれまでのことなど、広く聞いていただいています


『外の音、内の香』
文筆家の一田憲子さんに
コロナ禍にインタビューしていただいたものです。

今はまたさらに次のフェイズに行っていますが
この頃から新しい働き方が始まったなぁという感慨があります




instagramはこちらです。
ずっと長文を載せてきたのですが、ちょっとプラットフォームとしてフィットしなくなってきたなぁというのが、今回noteを始めようかというきっかけのひとつです。
@masakonakagawa



と、えらく長くなってしまいました!
これでもごく一部なのですが、なんせ長く仕事しているので、、、!!
気になったものをちょっと読んでみてくださいね!



メンバーシップについて

今回始めるメンバーシップは有料とさせていただいています。
月に980円。付録つきの雑誌を買うのと同じ価格です。または、おいしいコーヒーにケーキをつけるくらいでしょうか。

みなさんから安くはない支援をいただいて
長く続けていくとしっかり決めたことで
背筋を伸ばし、しっかり取り組めると思っています。

ふろくつきの雑誌みたいにしたいなぁ
ということで、考えたところ
毎月、オリジナルのスマホ用壁紙をお届けすることにしました。
撮り下ろし写真で作った画像を毎月2種類、ご用意しています。

おすきな方をお使いくださいね。
日替わりで使っていただいてもいいかも!

初月は無料に設定しています。
ちょっとお手数をおかけしてしまいますが
「メンバーシップ」にご登録の上
お試しで気軽に読んで、眺めてみてください。

掲示板というものがあるようです。
ご感想やこんなこと読んでみたいなぁ、などのご意見もどしどし、お待ちしています!

そんなわけで、
言葉と写真|中川正子
始まります!

中川正子


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