体を老化させる酸化現象とその予防法
こんにちは。河本将弘でございます。
あなたは出来る限り若々しくいたいでしょうか?
おそらく殆ど全ての方がYESと答えると思いますが、では、どのように老化を防いでいけばいいかという事については疎い方が多いでしょう。
老化を引き起こす原因は以下の3つに大きく分けられます。
酸化=細胞が錆びる
糖化=細胞が焦げる
炎症=細胞が火事になる
そこで本日は、この中の酸化とその予防法について解説しますので、これから先も若々しく居たいあなたにお読みいただきたいです。
酸化とは?
酸化とは、体内に入った酸素で使われなかった分が活性酸素となり、細胞内外のたんぱくを酸化(サビ)させる現象です。
活性酸素は非常に酸化力が強く、異物を溶かす作用が過剰になって、正常な細胞まで侵食し、活性酸素が脂質と結合して過酸化脂質となり人体に悪影響を及ぼします。
酸化の原因
体が酸化する原因は複数ありますが、主な原因をいくつか解説します。
1.代謝過程
生きていくために体がエネルギーを生成する過程で、酸素を利用することがあります。この際に、活性酸素種やフリーラジカルと呼ばれる酸素関連の分子が生成されます。
2.酸化物質が体内に侵入する
外部からの酸化物質や有害な化学物質も体内で酸化反応を引き起こす原因となります。大気中の汚染物質やタバコの煙、紫外線などがこれに含まれます。
3.食生活
不健康な食生活や栄養不良も、体の酸化を促進します。
例えば、過剰に酸化した食品(時間の経った揚げ物など)や加工食品、トランス脂肪酸、アルコール摂取または栄養不足が影響を与えます。
4.ストレス
過度のストレスによってホルモンバランスが乱れたり、免疫機能が低下したりすることで、酸化的ストレスが増加します。
5.遺伝的要因
遺伝子の異常や個々人の酵素活性の違いが、酸化反応の速度や性質に影響を与える可能性があります。
酸化を予防するには
体内にはSOD(Super Oxide Dismutase)という活性酸素を取り除いて無毒化してくれる酵素が存在していますが、40歳以降はこのSODの働きが低下をし始めるので、年齢を重ねると共に活性酸素と抗酸化酵素のバランスを取る事が重要になります。
主に下記のような対策が有効とされています。
1.抗酸化作用がある食品摂取
抗酸化物質は体内の酸化ストレスを軽減するのに役立つので、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、セレン、亜鉛などの抗酸化物質を豊富に含む食品を摂取することが重要です。
2.バランスの取れた食事
健康的な食事は、酸化反応を抑制するのに役立つので、加工食品や高脂肪食品、砂糖が多い食品を避け、代わりに抗酸化物質を含む栄養価の高い食品(色とりどりの野菜、フルーツ、ナッツと種子、植物油、ハーブとスパイスなど)をバランス良く摂取しましょう。
3.適度な運動
適度な運動は代謝が促進され、抗酸化酵素の活性が向上するので、目安としては週2~3日、1日30分程度の少し息が上がるような有酸素運動を継続しましょう。
4.ストレス解消
ストレス解消するために、リラクゼーションや瞑想、深呼吸などのリラックス技法を取り入れてみましょう。
5.十分な睡眠
睡眠不足はストレスホルモンの分泌を増加させ、酸化反応を促進するので、1日7時間以上睡眠を取る事を意識しましょう。
6.喫煙や飲酒を避ける
喫煙や過度の飲酒は、体にとって毒になるだけでなく、体内の酸化反応を増加させるので、控えましょう。
あとがき
単なる細胞の錆びだと甘く見てはいけません。全ての病気の9割が活性酸素が原因だと言われています。
この体内酸化を放置し続けると、がん、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病などの重い病気に繋がるような健康被害が引き起こされます。
自分はまだ大丈夫とは思わずに、健康なうちからいかに細胞を酸化させないかを意識しましょう。
本日はご覧いただきありがとうございました!
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