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コレクタータイプ

昔から何かを集めるのが好きだったような気がする。コレクタータイプだねと友人に言われたこともあるけれど置く場所に限りがあるため、買うときはちょっと考えるようになった。
例えば20年ほど前から少しずつ集めている絵本。
19世紀ごろのイギリスで流行った絵本は、グリム童話やイソップ童話などのお話に挿絵をつけたものが多い。文字数も多く、翻訳も大人向きのものという気がする。1冊の中に20点ほど挿絵があり、繊細でアンティークな色調に目を奪われる。モノクロのペン画もいい。
30年前で一冊2千円ほど。絵本にしては高価だったからなのか今では絶版になっているものも多い。当時のイギリスではプレゼントに用いられていたそうだ。
せっせと古本屋で探したり、出版社に問い合わせてみたりしてコツコツ集めてきた。
日本語では出版されていないものもたくさんあり、読めもしないのに英語やドイツ語、ロシア語で書かれた本の挿絵を見て物語を想像するのもまた楽しみなのである。
あと、この時代のイギリスの絵本には妖精がたくさん描かれている。日本ではあまり描かれることのない妖精に惹かれるのかもしれない。
話しだしたら多分止まらないので、一人でニヤニヤしておくことにする。

#週間キャプロア #オタク #コレクター

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