文学イベント東京vol.3、10/14
文学イベント東京vol.3に委託販売として参加させていただきます。
実はvol.1にも参加させていただき、幾人かの方にお手に取っていただくことができました。今回はまた違う2冊を用意しております。
今回は、
「夜想曲」
「短編小説集」
です。
夜想曲の紹介はこちらをご覧ください。
短編小説集は、ここ2年ほどで書いた短編小説(800字~1万字程度)を選んで収録しました。ジャンルは純文学になるかと思います。
短編小説集
もくじ
・雨宿り
・亀のゆくえ
・人魚の歌
・とんび、鳴く
・野生の馬
A6サイズ、114ページ、550円で販売予定です。
雨宿りのみ、こちらで読んでいただけます(800字程度なので短いです)。
noteのマガジンにも短編小説をまとめてありますので、雰囲気を知りたい方はよかったらご覧ください。
「亀のゆくえ」「人魚の歌」「とんび、鳴く」は原稿用紙30枚程度の作品です。
あらすじなど書ければいいのですが、苦手というか、わたしの小説はあらすじにしにくいというか、そういうところがあるので、何となくの雰囲気でお手に取っていただければと思います。
秋の夜長には合うかも、と思っていますので、よかったらどうぞ。
少しだけ、冒頭をのせておきます。
十二月の始めごろ、雪の舞う日に姉から絵葉書が届いた。宛名はわたしになっていて、差出人のところに姉の名前だけがあった。消印はちょうど一週間前の日付になっていた。絵葉書は海の側にある草原の写真で、草原には一頭の馬がいた。もう一度、裏返したが、メッセージはどこにも書かれていなかった。舞い込んできた雪がひとつ、馬の上に落ちた。わたしはそれをセーターの袖で拭ってから、玄関のドアを閉めた。
~野生の馬より 冒頭
終わってから、web販売もありますので、よかったらぜひ。
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