雨の音のする楽器
今日は保育園に演奏に。
少し前に痛ましい事件があった保育園。
大きな笹にたくさん願い事が書かれた短冊がぶら下がっていて、もうすぐ七夕だなぁと思い出した。
もちろん七夕さまの曲も演奏して、紙芝居、おばけの歌。
子供たちはしーんと聞いてくれたり、騒いでくれたり。
基本的にはフルートとハープを使うけど、夏の演奏ではレインスティックという楽器も使うことが多い。
長い筒みたいなものに細かい種みたいなものが入っていて、雨みたいな音がする。
もう10年以上前に買った楽器。なんとなく音が好きで一人で鳴らして癒されていたけど、今になって役にたつとは思わなかった。
「雨の音がする！」
子供たちは目を輝かせる。
「この中だけ、雨が降ってるのかな」
私が言うと、一生懸命に裏側を覗いてみたりするのがかわいい。
中身が見えない分、想像する楽しみがある。
亡くなったお子さんもきっと聴きに来てくれていたんじゃないかな。
好奇心にあふれる子供たちの表情に、また出会えたらいいなと思う。
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