お産は子どもとの初めての共同作業
はじめに
第二子の出産を控え、39週目に入りました。気持ちがそわそわする中、第一子の出産の良い想い出を振り返り、心を落ち着けたいと思います。
基本情報
出産方法 : 経腟分娩
所要時間 : 1時間半(病院に到着時、子宮口全開)
痛み : 予想より少なく、分娩時は冷静に対処
立ち会い出産 : あり(コロナ禍でパートナーは検査後、最後の15分ほどに間に合った)
お産の朝
朝10時ごろ、陣痛が来たと感じて病院へ向かいました。しかし、子宮口はまだ1センチしか開いていませんでした。初産婦の場合、早くてもお産まであと12時間はかかると言われ、一度帰宅しました。
自宅に戻り、ヨガと呼吸法を使ってリラックスし、ソフロロジー法を意識して陣痛を乗り越えました。
ソフロロジー法について以前書いたnoteになります。
その日の夕方
帰宅してから約5時間後、陣痛がさらに辛くなり、ヨガと呼吸法に集中しました。陣痛が5分間隔のような気もしましたが、助産師さんの言葉を信じて前駆陣痛だと思い込んでいました。しかし、いよいよ力みを逃せなくなり、病院に連絡して入院を希望しました。
病院到着
病院に到着し、歩いて診察室に行きました。内診を受けると子宮口は全開でした。そのまま分娩室へ歩いて移動。冬のもこもこのセーターのまま分娩が始まりました。
分娩の瞬間
分娩室に入ると、土曜の夜ということもあり、スタッフは助産師さん1人だけでした。陣痛が来るたびに、我が子とともに呼吸を合わせ、力みました。
助産師さんは忙しそうで、分娩室を出ていき、部屋の中には私と胎児だけ。助産師さんがたまに戻ってきて、「いいね、その調子で力んで。もっとおへその方を見て力んで」と励まされましたが、基本的には自分自身で出産を進めている感覚でした。
助産師さんが当直医に電話しているのが聞こえてきます。「あと30分くらいしたら、分娩室に来てください」。その声を聞きながら、「そんなに待てない!」と心の中でつぶやきました。やがて、先生が到着。助産師さんに「初産婦ですし、会陰切開入れますね」と言われ、ヨガで鍛えてきたけれど、ここは従うことにしました。局部麻酔が効き、切開が行われました。
陣痛の波が来るたびに、呼吸を合わせて力みました。「頭が見えてきましたよ、順調です」と助産師さんの声に安堵しました。
突然、「ご主人、待ちます?」という助産師さんの問いかけ。「えっ、お産ってそんなもん?」と驚きましたが、早く終わらせたい気持ちが勝り、「待たなくていいです。早く産みたいです」と答えました。
その数分後、パートナーが分娩室に駆けつけてきました。彼が感動して泣いているのを見て、私も胸がいっぱいになりました。まだ産まれていないのに泣いている姿を見て、思わず微笑んでしまいました。
そしてついに、2859gの我が子が産声をあげました。彼の涙はさらに溢れ出し、私たち夫婦にとって忘れられない感動的なひとときとなりました。
振り返りと今後の期待
第一子との初めての共同作業としてのお産は、感動的な経験でした。家で耐えた陣痛は辛かったものの、分娩室での感動は今でも鮮明に思い出せます。パートナーが立ち会いに間に合い、感動の涙を流してくれたことは、私にとって特別な思い出です。
第一子のお産を振り返ることで、第二子のお産も楽しみになってきました。どんなドラマが待っているのか、期待で胸が膨らみます。