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little forest の夏を見た


4月20日(土)

映画の冒頭で、小森は東北地方のとある村の中の小さな集落です。
とありましたので

Yahooで調べたら、岩手県八幡平市小森と本当にありました。
しかし、ロケ地が当地であるとは限りません、念の為。
この作品は、「1st dish」から始まります。
「1st dish」
小森は盆地の底にあり、湿気が多いので家中のカビを取る為暑いが部屋を
乾燥させるために、ストーブに火をつける。ただ暑いのはシャクだから
この際、ストーブでパンを焼くことにする。
改めて、主人公はいち子と言う女性で高校を卒業して暫く都会で暮らして
いたが同棲していた彼と上手くいかなくなり小森に戻って来た設定です。
母親は数年前に家をでていったので、いち子は1人暮らしをしています。
「2nd dish」
手作りの甘酒を作ります。蒸し風呂の様な草刈り作業の後に、冷たく冷やした
甘酒をググッと飲みます、美味しいので殆ど残りませんが、たまに残ると
2年後輩のユウ太を誘って甘酒で乾杯します。
「3rd dish」
家の脇にグミの木がある。幼い頃にグミを食べてあまりの酸っぱさに吐いた思い出が
あるので一切無視してきたが急にジャムを作りたくなった。
ザル一杯のグミから小瓶3本のジャムができたがグミの種をとるのは結構手間がかかる。母から「料理は心を映す鏡よ、集中しなさい」と言われた事がある。
「4th dish」
家の畑に、セロリ、人参、生姜、ハーブが揃うと自家製ウスターソース作りが
始まる。いち子が学生の頃商店で初めてブルドッグソースをみて、家のソースを
真似していると、幼馴染のキッコに言って笑われた。
いち子の家は、沢と森と田んぼに囲まれた一軒家なので、できるものは全て
母の手作りで賄った。
「5th dish」
家の食卓は、畑で取れる野菜が多いから、母に「ズボラしないでちゃんとした
もの作ってよ」と文句を言っていた。しかし、母の作るツルムラサキ、小松菜、水菜などの野菜を炒めたおかずは美味しかった。
でも、自分で作ると味は良いが何故か筋っぽい。セロリの筋取りをしていて気が
ついた、青菜の筋を取っていなかったから、ズボラで適当なのは私の方だった。
「6th dish」
養魚場のイワナをキャンプ場迄運ぶ車の中でユウ太は都会生活に幻滅して、自分の人生
と向き合う為に小森に戻って来たと話した。
キャンプ場のおじさんから、イワナを食べて行けと誘われユウ太が調理して
塩焼きにして食べた、イワナをぶつ切りにした味噌汁も美味しそうだった。
「7th dish」
トマトは強い、畑で丸かじりした後ヘタを捨てると、そこから芽がでてくる。その一方でトマトは雨に弱いので、いち子の路地栽培のトマトは殆ど育たない。
稀に沢山出来た年には、完熟したトマトでホールトマトを作って保存する。
いち子は偉い、自分の家で食べるお米や野菜、おやつも全部作っている。
これからの世の中、こう言う人が生き残れるとおもう。
「little forest」は、春夏秋冬の季節の田舎暮らしの素晴らしさ、苦しみなどをとお
して村の人達の生活を見せてくれます。長くなるので今回は、夏編だけお届けしました。

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