勉強するときに音楽はかけたほうがいいの? 脳科学的には〇〇が正解😊👍
何をかくそう、図書館や塾の自習室の音禁止の空間で、ただただ鉛筆の音とページをめくる音だけ響く中で勉強してきた”昭和世代”の私にとって、『ちょっと勉強しにスタバ行ってくるわ~』とテスト前にも関わらずBGM流れる賑やかなお店にでかけてしまう息子の行動には内心(ホンマかいな~)と正直首をかしげてました😅
しかし、彼が15歳で起業した会社は「音を活用して脳の機能を向上させる」様々な商品の開発を行っている。彼はいわば\音と脳活のプロフェッショナル/。なんとな~く辛い受験勉強をしてきた母としては腑には全く落ちないが(笑)、科学者として根拠のないコメントは差し控えようと引き算の気持ちで母は黙って音/音楽と学習効果に関する論文検索。
音楽と学習効果の関係
結果をざっくりまとめると:
普段からの音楽への関わり(音楽が好きか、よく聞くか等にもよる)方によって結果は大きく異なる。
単純作業時においては、音楽があることが好ましいと感じる状態なら、どんな音楽をかけてもよい。
歌詞アリの音楽を聴きながら言語処理を必要とする学習をすると脳にとってマルチタスク(同時に複数の処理を行う状態)となり、効率が悪くなる。
歌詞ナシ(楽器の音のみ)の音楽を聞きながらの学習は、音量やジャンル、テンポにもよるが、よい調整ができれば、集中力を増したり、記憶保持力がUPしたりする。特に、1分間に50~80拍子(BPM)の音楽を聴くと、より集中して生産的な状態になり、学習、創造性、勉強に最適。
スターバックスの音楽のこだわり
先述のスターバックス社は、なんと!米国本社内にある「音楽専門部門」が店内を心地よい空間にするための店内音楽を選曲し、CDにして世界各国の店舗に配布している徹底ぶり!言われてみれば、確かにスタバで120BPMぐらいの早い曲がガンガンにかかっている経験はないですよね(笑)。そこまで徹底されているからこそ、居心地良く集中して、パソコン作業などをされている方が店内に多くいらっしゃるんですね。音に敏感な息子が勉強しにスタバに行くのもうなづけますな。
音楽のジャンルと集中力
という訳で、音楽が好きな人で、ほどよい音量とほどよい(心拍数ぐらいの)テンポで落ち着いたジャンルの選曲で音楽が流れている場合は集中力が増して作業がはかどり記憶保持にも役立つということのようです。したがって、音楽ジャンルを選んで聞くことはお勉強の邪魔にならないようですので、お子様がお部屋で音楽をかけながらお勉強をしていても「そんなことじゃ、集中できないでしょ!」と昔の私達の頃の!?常識をおしつけちゃう気持ちは引き算してやめておいて(笑)。
お子様と音楽の話をするコツ
「何、聞いてるの?集中できそうでいい音楽ね♪」と声をかけてあげるか、歌詞アリの曲をかけながら国語や英語なんかをやっていたら、「歌詞にひっぱられてヘンな文章になったりしちゃわない?なんかね、歌詞あると脳が、あれ?何書こうとしてたんだっけ?って、歌詞と文章とを行ったり来たりして考え直そうとして疲れちゃうんだってよー。そりゃそうだよね~(笑)」ぐらいに、『事実』のみをお伝えしてみてはどうでしょーか😘。
追伸)鼻歌の効果
鼻歌うたいながら何かをしているお子様をおもちの方、いらっしゃいませんか??(いたら「うちの子です!」とコメントください!うちの愛息、いつも”はなうた”うたってるんです。あ、何かの曲というわけでもなく、ハミング的な!?ついでに”はなうた”が脳に与える影響について調べてみたところ、ななななんと!!!😍
※はなうたうたうお嬢様、お坊ちゃまをお持ちの方にお伝えします(笑)。はなうたうたってても「何よっ!のんきに!」と叱ってはいけませんよ~。だって・・・身体にいいこともあるみたいですよ💛。
参考資料
How Does Music Affect Our Learning and Study Habits? April Stratemeyer, OCTOBER 17, 2019, Pocket prep learning science.
How to Choose the Perfect Playlist for Maximum Productivity. Different types of tasks demand different soundtracks, according to science. JESSICA STILLMAN, MAR 4, 2016, INC.COM