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♯4 会計ソフトの移行プロセス(最後)


当記事は、
 #1 会計ソフトの移行プロセス
  
#2 会計ソフトの移行プロセス
   
#3 会計ソフトの移行プロセス
の続きとなっています。
今回で最後になります。


STEP 05:スケジュールの確定

01.期首か期中か

  • STEP 04の過去データの取り扱いが決まったら、次は移行スケジュールを決めます。大きく分けて2通りのパターンが想定されます。1つは期首から使い始めるパターン。2つ目は期中から使い始めるパターンです。それぞれのメリット・デメリットは以下図1のとおりです。

図1 移行スケジュールのパターン

02.並行稼働は不要(だと思う。)

  • 移行スケジュールを決める中で、必ず話が出るのが、移行会計ソフトと移行会計ソフトを一定期間(1か月分など)並行稼働させるかどうかです。

  • 私は並行稼働は不要だと思います。一方で、現場の経理マンは並行稼働させたがる傾向が多いように感じます。並行稼働不要の理由は、

    • 「同じ会計情報」を「同じように入力」したら「同じ結果」になるためです。

    • さらに、並行稼働することにより、その分作業工数が増えるためです。

  • すごく当たり前で、並行稼働させるデメリットの方が大きいにも関わらず、経理マンは並行稼働したい派が多いのです。

STEP 06:一般的な移行手続き

01.全体の流れ

  • 移行先会計ソフトの基本情報の登録

  • 移行する各マスタデータ・仕訳データの準備

  • BS期首残高の登録

  • マスタデータ・仕訳データのインポート

  • 移行結果の確認・修正

終わりに。

 これまで#1から#4に渡って、6つのステップに分けて、会計ソフトの移行プロセスを解説してきました。
 新たな会計ソフトに移行する理由は様々だと思いますが、これをきっかけに経理の皆様の業務が軽くなり、それによって空いた時間でスキルアップできるのが理想であると考えています。
 またこれを機に、会計ソフトのみならず、会計ソフトの周辺システムも整え、会社全体の業務効率化に寄与していきましょう。


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