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アメリカがなぜ感染者数が世界一になったのか
こんにちは。アクセスありがとうございます。
①なぜアメリカが世界一の感染者数になったのか?
②なぜアメリカの死者数も世界一になったのか?
この2点について考察していきます。
【①なぜアメリカが世界一の感染者数になったのか?】
3月13日に米トランプ大統領が国家非常事態宣言を出し、不要不急の外出を禁止する外出制限措置を取ったにもかかわらず、イタリアを抜き世界一の感染者数になってしまいました。すでに感染者数は約69万人(世界の感染者221万人)と新型コロナウイルスの感染者数の30%を占めています。
そこで、なぜアメリカで感染爆発をしたのかを考えていきます。
感染者数、死者数が最も多いニューヨークから見てみます。
I:人口かつ人口密度が高い点
人口は約816万人、人口密度10630人/㎢(27000人/平方マイル)ニューヨークは都市化地域の中で世界8番位の人口です。「夜も眠らない街」ニューヨークは常に混み合っています。また家賃が高く複数人で暮らす人が多い。これらの点で感染する機会が多いと言えます。
II:生活の慣習
欧米などの国は、風邪をひいてもマスクをしません。そして、手洗いをする習慣が少ない。そして、日本人はお辞儀の文化、知り合いに会ったとしてもお辞儀や、挨拶を交わすぐらいです。しかし、アメリカは違います。握手やハグなどのいわゆる濃厚接触が多い。また自宅でも土足という文化です。CDC(Centers for Disease Control and Prevention)の論文には、医療従事者の靴を調べるとサンプルの靴の半数に新型コロナウイルスが付着していたということが分かっています。つまり、自宅で土足で歩き回ると手で触れたところ以外にもウイルスが付着している可能性があります。
【②なぜアメリカの死者数も世界一になったのか】
死者数も約3万6000人と2番目に多いイタリアの2万2000人よりはるかに多い(世界の死者数約15万人)
なぜ、このような事態になったのか以下の三つの面で考えていきます。
I:生活習慣病の多さ
新型コロナウイルスは基礎疾患(I型糖尿病、高血圧など)を患っているかどうかで致死率が変わると言われています。
アメリカ人の食生活は偏っていたり、ファストフードや肉料理が多くかつ量も多いという点で基礎疾患を患っている人が多いと考えられます。実際に、糖尿病は世界で3番目に多く、さらに糖尿病の0歳〜14歳の子供の人口は世界で1位です。またOECD諸国で1番肥満の比率が高いよいう結果があります。生活習慣病が原因で新型コロナウイルスに罹ると重症化し、死亡するというケースがあるのではないでしょうか。
II:病床(医療用ベッド)と人工呼吸器の不足
感染者数が多すぎて、病床が足りなくなったり、人工呼吸器が不足する現状です。人工呼吸器がなければ重症化した患者は自発呼吸できず亡くなります。1番感染者数が多いニューヨークでは人工呼吸器が約4000台しかないと言われています。もう人工呼吸器は足りていなく、医療崩壊が起きています。これは、日本でも起こる可能性が高いです。もし、このような事態が起きたら、命の選別が行われるでしょう。
Ⅲ:高すぎる治療費
アメリカには国民皆保険というものはありません。2018年時点では人口の8.5%(約2750万人)は健康保険に未加入とされています。保険未加入者が新型コロナウイルスの治療を受けるとすると推定42,486〜74,310ドル(約470万〜820万円)の自己負担が発生すると考えられている。保険未加入者は低所得者が多くを占めており、もちろん払えるわけがありません。このような経済格差によって治療を受けたくても受けれない人がいる事で、感染者の拡大と死者数の拡大が促されていると思います。
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